ナツノカナタ(早期アクセス版)の感想


 早期アクセスが始まったsteamゲーの「ナツノカナタ」を3時間ほど遊んでクリアしたので、感想を記していきます。


 早期アクセス版だから無料という訳でもないので、正式アクセスを待てるならそのタイミングが来てから遊んでも良いでしょう。
 現在はシナリオもまだ半分ほどらしいので、一気に遊べるならそっちの方が良いかもしれません。

 ただ、早期アクセス版でもシナリオ的にはクリアと言われても納得できる終わり方だったため、イラストやストーリーが気になった人は上下巻の上巻を購入するつもりで遊んでみるのも良いでしょう。
 まあ、購入するつもりと言ったって無料なんですけど……。


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目次

ゲーム内容

 準備画面からマップを選ぶと一つのエピソードが始まり、探索パートシナリオパートが終わるとまた準備画面に戻ります。
 
 
 前半の探索パートの画像が上に表示されています。
 基本的にナツノが勝手に探索して物資を見つけたり、現れたゾンビと戦ってくれますが、時に助言を求められたり、あるいは自発的に助言してナツノがゾンビにやられないように探索を進めていきます。 
 最初はキーボード入力を求められる場面も多かったのですが、早くもパッチで赤文字テキストをクリックするだけでほとんどの状況を進められるようになったため、かなり快適です。
 クラフト要素などが好きなら探索でナツノに色んな場所を調べさせて楽しんだりできるでしょうが、基本的には来たような文章を繰り返し見かけることになるため、慣れてきたら探索はボタン連打でかるーく読み流す感じになってくると思います。
 
 シナリオパートはやはりこのゲームのキモであり、未知の感染症で滅びた世界で旅をするナツノと平和な世界からたまたま交信できてしまったプレイヤーとの出会いから始まる物語が綴られます。
 起承転結、起伏のある物語ではありませんが、荒廃した世界でナツノが感じる想いや感染症の謎など、続きを読みたくなるような魅力のあるシナリオがゲームを牽引していました。

面白かった点

 前述のようにシナリオが良かったこと。
 そしてシナリオにあった良い雰囲気のキャラデザや音楽、あとは画面構成なんかも飾り気がない点が逆にオシャレで良かったですね。

 特に探索パートで2人キャラクターがいるときにレイアウトの特異性が際立っていると思いますが、そこまでテキストが読みにくいということもなかったので、単純に物珍しくて面白いデザインだと思いました。
 まあ開発者も「人によっては読みにくいだろう」と想定しているのか、こういった文章の出し方は探索パートのみにしているのも親切ポイントだと言えます。

 探索パートは個人的な感想で言うと、雰囲気という面でシナリオパートに寄与することが一番の魅力であってその部分を楽しみに遊ぶようなものではないと感じました。
 難易度も最低限のアイテムを持たせておけばポチポチ読み進めているだけでクリアできるくらいですし。
 ただ、クラフト要素などから「あー、次回の探索では一応、鉄を探してみるか」くらいの軽いノリで探索要素を楽しめはしたのでシナリオの箸休めとしては丁度良かったかもしれませんね。

気になった点

 遊んでいる最中にも「探索パートで1回以上イエスなどのキーボード入力を求められる」部分が「赤文字クリックで入力可」になるパッチが入ったりと、快適さの部分はかなり改善されました。
 あとは持てるアイテムが10個までというのが、毎回準備画面でアイテム整理を求められるため面倒……くらいでしょうか。
 もしかしたらここもパッチで変更されるかもしれません。

 それを除いたらまあ、ほぼほぼ欠点という欠点はないと言えるでしょう。
 有料ゲーでもないですしね。
 あとは、このゲームの雰囲気にどれだけ興味を引かれたかどうかで評価は分かれるだろう……って感じでしょうか。

おわりに

 個人的にはかなり満足できました。
 シナリオパートが楽しめたのはもちろん、探索パートもかなり読み飛ばし気味ではありつつも、材料集めからのクラフトという探索の楽しみを緩く味わえたのが大きかったかもしれません。

 早期アクセスを抜けてこれが2倍ほどのボリュームになった場合、探索パートが今よりもダレてくる……などという欠点が現れる可能性もありますが、まあ難易度がこのままであれば軽く飛ばせるのでそこまで問題でも無いでしょう。
 シナリオの完結も楽しみなので、正式リリースも楽しみに待ちたいと思います。

 それでは。


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