うわっ、これが俗に言う幽体離脱の亜種か……

 オカルト的な話ではないですが、初めての体験だったので短く書きます。

目次

昼寝のあとに

 私は昼寝をしていました。

 昼寝の時に気をつけなくてはいけないことって、ある程度きちんとした姿勢で寝ることだと思うんです。
 もしも腕を体の下敷きにしたまま眠ってしまうと、起きてからちょっとの間、しびれて腕の感覚がなくなってしまいますからね。あれは結構体に悪そうに思えるのですが……。血が止まっているのでしょうし。
 例えばマンガでよく見かける「腕を頭の後ろで組んで、横になって寝る」というのも、実際にやると腕を下敷きにしてしまって、頭の重さでしびれちゃいそうですよねって、前々から思ってました。

 
 ただ、今回の私はついそれをやっちゃいました。
 腕を体の下敷きにして、目覚めた時には腕の感覚がなくなっていて大変です。


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 毎回、ある程度は怖い感覚です。
 もしも血が止まったまま時間が経ちすぎて、2度と動かない……とか、ひょっとしたらありそうな気もしますし。

 それで私は、とりあえずしびれた右腕が動くか試して見ようとしたんです。
 でも血が止まっているためか、いつもの感覚では腕が全く動きません。右側に腕を振ったつもりだったんですが、右腕はぐったりしたままでした。
 そしてその感覚のまま「右手のマッサージでもするか」と思って左手で右手をもみ始めたのですが、その時に変な感覚に襲われたのです。

「あれ、右腕の感覚が二つある……?」

 変な感覚にビックリして意識を集中させると、私がさっき右腕を振るおうとした場所に右手があるような感覚と、左手が触っている、ぐったりした右手がある感覚の二つが同時に存在していることに気がついたのです。

 初めての経験に慌てて、私はとりあえず意識の集中を図りました。
 感覚と実際の位置情報がズレていて、それが万一続いてしまったら大変なことになるから、どうにかしようとしていたんです。

 実際の右腕をじっと見て、それと空想の右手が重なるまで現実の右手のことだけを意識していました。
 するとすぐに空想の右手は消えて、元の感覚が戻ってきます。
 同時に、しびれも多少緩和されました。
 どっちが先かは知らないけれど、まあ元通りというわけです。

 
 そして思います。
 これは幽体離脱の局所版なのではないだろうか……と。
 自分の感覚と実際の状況の差、これが広まれば幽体離脱レベルまで薦めそうな気が、なんとなくしてきました。
 まあ、全身を下敷きにするとか無理ですし(それ死にますし)、これの発展系としての幽体離脱はあり得ないのかもしれませんけど……。

 まあ、感覚として幽体離脱が存在したらこんな感じかな……っていうのを感じられたので面白かったと言えば面白かったです。
 もう次からは腕を下敷きにして寝たりしない。
 そう誓えたらいいものです。


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