佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I’ll have Sherbet! 1 (ファミ通文庫) 九曜 KADOKAWA 2017-02-28
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先日ファミ通文庫から発売される書籍を眺めていて、表紙+あらすじ買いしてしまった作品です。
この作品はカクヨム(と、小説家になろう)で公開されていた作品を書籍化したものなのですが、bookwalkerの説明にはそれが乗っていなかったため、なんとなく微妙な気分になってしまったのは内緒です……。
内容は高校二年から一人暮らしを始めた主人公が、タイトルにもある佐伯さんとふとしたトラブルからルームシェアすることになる。というもの。
まったり読めるような作品を探して買ったのですが、予想通り、かなりほのぼのとした気分で読むことができました。
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目次
浮き世離れした少年と、フランクな少女のラブコメ
まあ、特に深く考えずに同棲もののラブコメとして楽しめば良いと思います。
特徴としては、主人公の性格がかなり浮き世離れしている点が挙げられます。誰に対しても敬語で話していたりとか、自制心が人一倍強かったりとか、そういう人間です。
一方で佐伯さんは主人公の一つ下ですが、公式で言っているようにちょっぴりエッチな言動で主人公をからかったりします。
そのやり取りを、ほのぼの見守って楽しむことができました。
……いや、本当に深く考えたらいけないと思いますけどね。
これは多少ネタバレになりますが(ネタバレを気にするような作品でもないと思いますが、一応行数を空けておく)、
お互い一人暮らしする予定の部屋が何らかのミスでかぶってしまったという色々とおかしな始まりや、そのアパートは一人暮らし用だったはずなのになぜか主人公と佐伯さんの部屋に、さらにリビングまであるという超豪華仕様だという点だとか、突っ込みどころはたくさんです。
その後の主人公の言動を見る限りは、佐伯さんとのシェアハウスをそんなに簡単に受け入れるような性格にも見えませんしね……。
そこに目をつぶれば、シェアハウスという二人の秘密を抱えた学園ラブコメはちょっぴり刺激のある楽しいものとして読めました。主人公モテモテだな、っていうのはもはや鉄板ですね。
ただ、ウェブで公開されていたものを書籍化した影響か、終わりが突然ぶつ切りになっていた点は戸惑いました。
紙の書籍ではなく電子書籍で読んでいたので、終わりって言う感覚がないまま最後までたどり着いてしまったんですよね。
その点もウェブ版の方が完全版っぽく感じてしまいますが、とりあえず気になった方はネットに上がっているもの(カクヨム)を覗いてみたらいかがでしょうか。
それでは。
L DK(1) (講談社コミックス別冊フレンド) 渡辺 あゆ 講談社 2009-06-12
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少女マンガですが、こっちの方がまだ理由としてはそれっぽい感じ。