ニコニコ動画で振り返り放送をやっていたので見てきました。タイムシフト再生を初めて使ったのですが、いやー、便利なものです。まあ、普通にBS11などを録画できる人には関係のない話ですがね。
くまみこ。
初期段階では今期の覇権アニメの候補3つ位の中に上げられていましたね。
たぶん今頃は一般的な意見にもばらつきが生まれていると思いますが、振り返り上映を見たところではかなり楽しめました。
というか、胸を張ってお薦めできますね。
今気がつきましたが、WiiUのソフトで見られるアニメの中にくまみこはなかったのですが、パソコンだと普通に見られるのですね……。
ちょっと損をしていたような気にもなりますが、こうやって一気見をするのも楽しかったのでよしとします。
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この話は喋る熊の「なつ」と巫女の女の子の「まち」が田舎暮らしをしているという内容なのですが(まちは都会に出て行きたい)、個人的にはまちの行動や仕草の色々に作品の魅力が詰まっていましたね。
まちは巫女さんではあるけれども、ぐーたらで、かなり非常識なところがあります。
中学生ですが満足に買い物にも行けないし、騙されてやることになったバイトではもう死にそうなくらいでした。
そのときの反応の一つ一つが大げさのようで、それでいてまちにとっては本当に真剣な悩みの数々であり、見ていて心を動かされます。まるで初めてのお使いを見ているような、そんなはらはらドキドキが止まりませんでした。
おしゃれな店を見て、自分が入ったら笑われそう……と考えるまではいいです。被害妄想は激しいけど、まだ普通の悩みです。
ですがその後、ヴィレッジヴァンガードに入るのを恐れて駄々をこねたあげくに、暴走してエスカレーターを逆走してしまったりなんだったりで最終的に知恵熱を出してしまう回なんて、もう本当に見ていられないくらいでした。
自分より小さい子が見ている前で「入ったら死ぬ―!」とかそんなことを叫んでいるのは一歩間違えたらただの頭のおかしな人ですからね。
実際あとで冷静になったまちはその時のことをほぼトラウマとして思い返します。もう、アニメ補正がなかったらどうなっていたことか。
更に8話のバイトでは、思わず涙を流してしまうほどでした(笑いすぎて)。もうあれはひどかった。本当に心にダメージを食らいながら笑いました。……苦しい。
そんな心に刺さるような笑いも大きな魅力でしたが、普段のまちはちょっと調子者でかわいらしい女の子です。
熊のなつは、まちの保護者役みたいなものなのですが、時には調子づいたまちを「はいはい」と抑えたり、時にはまちが好きすぎて暴走してしまったりという2人のやりとりは心を和やかにさせます。……そう、途中のつらい笑いで傷ついた心をね。
そんな感じで面白かったくまみこですが、OPとEDもけっこう中毒性のある曲を採用していました。
最初に聞いたときにはしっくり来ないこともあるでしょうが、何度も聞いているうちに好きになっていくような、スルメみたいな曲はたまに現れますよね。
その曲2つもおすすめしておきます。
今期はキズナイーバーの株が高まってきていますが、個人的にはそれや坂本ですがくらい面白く視聴できました。三者三葉は原作ファンというのが先に来るので別枠ですよ。
そんなわけで、9話も早々と見てしまいたいですね、くまみこ。