今月もやってきました、きららの時間です。
表紙はスロウスタートで、先月のゆゆ式に引き続き水着姿となっています。……まあ、こちらは何というか、かなりマニアックな格好してますけどね。
前回の縁と唯ちゃんは普通のビキニでしたが、こちらはセーラー服の下にスクール水着となっています。
さすがは篤見さん、素晴らしいセンスの持ち主です。とはいえ、まあ、先月以上に本屋で買うのに抵抗が……。いえいえ、この程度何でもありませんがね。
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スロウスタート(篤見唯子)
今回は表紙共々水着回! なんですが、舞台は決して海ではない模様……。
6月号でたまてちゃんが楽しみにしていた川ギャルでも沼ギャルでもなく、家ギャルです。というか、家です。ギャルも花名や栄子ちゃんたちです。
いつの間にか海に行く約束をしていたそうですが、生憎の雨で計画は破綻。悲しむたまてちゃんを喜ばせようとせめて水着だけでも着てみた栄子ちゃんと冠でしたが、ここで久々登場の名ゼリフ。
「イベントスチル!」
正直これ、私は意味がよく分かっていませんが何となく気分だけで楽しんでおります。
検索はしたくない。知るときは、偶然、ふとした瞬間に知りたい。そんなこだわりがあるのです。
ゆゆ式(三上小又)
1コマ目から破壊力がすごい!
ゆゆ式でこのような絵柄が使われるのは初めて見ました。……リアルタッチ唯ちゃん、すごい。ついでにシチュエーションも訳が分からない。さすがです!(混乱中)
今月は部活なしで、お休みの日のお話。
迷子にあこがれ、積極的に迷子になりに出かけるといういかにもゆずこらしい案から3人で知らない町を旅します。
最後の1コマのツッコミのすかし方が秀逸でした。ゆずこは面白いなぁ。
箱入りドロップス(津留崎優)
久しぶりに箱入りドロップスで大笑いしました。最近は陽一の恋に物語全部が引っ張られて、笑い要素が薄かった気がしますからね。
ただ、今回はその恋愛模様を描きながらも男二人+澄田のローテンションな会話を中心に進んでいくため非常に日常感あふれていて面白かったです。
相ノ木と萌の喧嘩という要素が入ってくるのですが、萌&雫が気を落としている反面、男達の脳天気な対処法に笑いが止まりませんでした。
男メンバー二人の馬鹿らしいやり取りは、やっぱり箱入りドロップスだけの魅力ですからね。ここに冷静な反応を見せる澄田が合わさってもう止まりません。
いやぁ、面白かったです。
三者三葉(荒井チェリー)
センターカラーで桜が登場です。あのお騒がせないとこの、臼田桜が。
青いリボンに白い服、更にツインテールと、なんだかこれまでとは一風変わったファッションで登場してきました。
まあ、その後でいつもの髪型に戻るんですけど、黒髪でツインテールというのは荒井チェリーさんの作品でこれまで見たことないような気がするなー。なんて思ったりしていました。
桜の発言に「私も一つ大人になった」との一言があるのですが、そういえば10年以上かけて桜もようやく進級できたんですね。小学生にとっての1年はとても大きいですから、いやまあ、おめでとうございます。中身は何も変わりませんけどね。
最後にちょっとだけ登場する照さんのオチは強烈でした。
にーにといっしょ!(よばん男爵)
連続ゲスト2回目。できればこのまま連載まで進んで欲しいと思うのですが……。さあ、アンケート出さなきゃ!
相変わらずシスコンの兄とブラコンの妹ですが、妹は外ではどうやらイケイケ系らしいです。ラインでの会話が斜め上過ぎてもう私にはついて行けそうにありません(褒め言葉)。
結局ブラコンをこじらせたのか、改善に一歩近づいたのかよく分からないラストでした。
ふたりでひとりぐらし(ざら)
さて、たまーに発動するざらさんのファンタジー回。
ざらさんの前作、「しかくいシカク」にて鬼が出たときは一瞬固まってしまうくらい頭の中に疑問視が浮かびましたが、今回も結構現実味のない話だなぁと思ってしまいました。
まあいつも現実味があるかと言えばそうでもないでしょうし、こういう回にも慣れてきた面もありますし、問題なく楽しめましたけどね。
そんな訳で、前回の続きからのサメ回でした。
サクランボッチ(悠理なゆた)
いつものように集まっていたメンバーですが、なにやら八乙女さんは生徒会の仕事がある模様。桜や先輩にさとされ、渋々八乙女さんは生徒会室に行くことになりました。
しかしまあ、役職と気持ちの折り合いをちゃんと考えているところ、先輩も先輩で色々考えているんだなぁ、と。
前半部は先輩と桜のやり取りがやっぱり面白かったですね。冷静な反応ばかりする……かと思いきや先輩の言葉にちょっと慌てたりする桜がかわいいと思いました。
そして次回はなぜか生徒会との戦いに。
これは新キャラ登場の予感……!
〆切りごはん(湖西昌)
ぶっ込んできたなー、と思える今月のネタというかテーマというか……。
同人誌即売会に売り手として参加するゆかり先生ですが、客の中にどうどうと「いつも違法サイトで読んでます」とコメントしてくる人がいてさあ大変です。
きららの漫画としては爆弾過ぎる発言ですよ。(18禁漫画家というだけできわどいテーマですが)
心の中では色々と反論できるゆかり先生(と、売り子の胡麻さん)ですが、リアルで反論というのはやっぱり難しくて失意のまま即売会を終えることとなりました。
しかし違法サイトで漫画やアニメを見る人は、製作者さんともし話をするとなってそのことをどう思うんでしょうね。
私の中での普通の感覚ではそのことを言えるはずがないと思うのですが、最近の(そもそも違法サイトというシステムが最近のものだが)流れだとなんの恥じらいもなく語り出しそうな人もいそうですよね……。
お金を払って読む。
犯罪の片棒を担いで読む。(違法ダウンロードと違って、「たまたま開いたら漫画がアップされていた」という言い訳が立つ分見た人は罪に問われないだろうが)
そしてお金を払おうと思わないから読まない。
この3つの選択肢の内、3つ目の選択を取れる人と取れない人は意外と割れてしまうのでしょうか……?
この問題はやっぱり認識の問題なんでしょうね。
それが犯罪だと認識していないから、その行為にも及べるし、それを人にためらいもなく話すこともできてしまう。
問題は根深いなぁ。
とまあ、そんな感じにちょっと考えさせられるような内容もあった9月号でした。
今月はなんだか久しぶりに全体的に楽しめた気がします。ついつい何度も繰り返し手に取ってしまう面白さがありますね。
さて、来月は三者三葉が表紙+巻頭カラーです。表紙はしばらく三者三葉以外の各作品で回っていくと予想していたので、ちょっと驚きですが。箱入りドロップスの表紙はまだですか?
まあ、来月はそこまで目立った特徴もないでしょう。強いて言えば「にーにといっしょ!」が最後なんですが、果たしてどうなることやら。連載、いけると思うんですけどねぇ。