カービィの吸い込み大作戦の感想(ノーマルステージクリア時点)

 本日発売の「カービィの吸い込み大作戦」について、まずは表の5ステージクリアした時点での感想を書いておきます。

 
 表面は、ゲームとしては初心者でも問題なくクリアできるような難易度です。
 ここは初代カービィからの、誰にでもクリアできるアクションゲームというコンセプトに則った作りになっていますね。
 
 では問題になるのはそんな簡単なアクションゲーム、遊んでいて楽しいの……? という点ですが、それがもうものすごく楽しいです。


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目次

小気味良いアクションとサウンド

 
 吸い込み大作戦にはコピー能力がありませんから、初代よろしくカービィは敵を吸い込んで星を吐き出すというアクションのみで戦っていくことになります。
 ただ、そのアクションを気持ちよく出せるような環境がテンポ良く繰り広げられるものですから、それが本当に楽しいんですよね。

 敵が現れた。
 まとめてこっちにやってくる。
 よ~し、じゃあまとめて吸い込んじゃえ!
 おっ、また敵が現れた。
 今のカービィは敵をたくさん吸い込んだから、狙って狙ってぇ~……、
 ドーン!バゴゴゴゴーンッ!!

 ってな感じで敵を一気に蹴散らせて気持ちが良い。敵を倒した時の音も爽快感があり、まさにカービィを動かしているだけで楽しいゲームと言った感じ。3Dだからこそできる、いろんな方向から来る敵をまとめて吹き飛ばす! という動きとカービィ特有の小気味よいアクションが兼ね合っていますね。

 ほとんどのステージでは、初見でもだいたい次にどのようなアクションをすれば良いのかわかります。大きな敵を1体吸い込めるような状況が作られたら、次は大量の敵が現れてくるんだろうなぁ……とか。
 だからこそ誰でも簡単にアクションを楽しめるわけですが、逆に言えばそこまで考えてプレイしなければいけないようなパズル性は存在しません。手順を考えてスコアを上げるのが好きな人には、そこまでオススメできないかもしれませんね。その分直感に従った気持ちの良いプレイが可能なのは、非常に魅力的だと思いますが。

 
 ステージの最後の面ではボスバトルがあり、基本は似たような流れが多い通常ステージとはまた違った面白さが味わえます。
 まあ私個人が一番面白いと感じたのはカービィシリーズの定番キャラが3D化されていて、3D空間においてバトルできる……という、シリーズファン丸出しな感想が第一に出てくるんですけどね。
 
 EXステージはステージ3まで終わらせたのですが、EXステージのボスはカービィの体力が少なくなるのもあって、少しだけ歯ごたえのある戦いが楽しめるかもしれません。
 

久々の立体視が生きるゲーム

 私がもう一つ嬉しいと感じた点。
 それが立体視が生きるゲームであるという点です。

 最近の3DSソフトは3DS用でありながら2D表示にしか対応していないゲームが多くなってきたり、3D表示ができてもそんなに大したことはない……というものが多かったのですが、吸い込み大作戦は久々に3DS用ソフトっぽいゲームになっていました。
「3DSに3D機能なんていらないよね」という声も増えてきた昨今ですが(結構昔から言われてるけど)、まん丸カービィ高低差のあるマップ、そして3D化されたボスキャラクターなどなど、このゲームでは立体視をonにしてじっくり遊びたい要素が盛りだくさんです。
 
 立体視LOVEな私もこれにはウキウキが止まりません。
 
 感動するほど立体感がある! とまでは言いませんが、クラッコが手前側に突っ込んでくるモーションなどなど、立体視好きには嬉しい要素が他にもいくつか見受けられ、非常に楽しませてもらいました。

 
 
 やっぱり3Dのカービィは良いですねぇ。
 ゲーム的にも、可愛いキャラクター的にも。

 それでは。


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