<追記>
おっと、大爆死。
<追記終わり>
10月に入った現在、発売まであと5,6ヶ月……という。
ソフトウェアの方でもゼルダの伝説新作、ゼノブレイドクロス、新パルテナの鏡だったりという各ハードの大型タイトルは発売の何年も前から情報が出るというのに、NXというハードはどうしてここまで情報解禁が遅いのか、本当に不思議です。
まあ、正式発表にしろ発売延期のお知らせにしろ、さすがに10月には発表があってしかりと思うので、今のうちに色々適当な予想(妄想)をして楽しんでおかなくては。という話です。
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目次
まずは過去のデータを分析
まずは過去の任天堂ゲーム機の値段を調べていきましょう。
データについては次のサイトを参考にしました。
ゲームハードの値下げ時期一覧 ゲーム業界.com
据え置きゲーム機はほとんど2万5千円。WiiUの場合もベーシックセットの方は2万5千円での販売をしていました(税抜きですけど)。
携帯ゲーム機は、3DSまではずいぶんと低めの価格に収まっている気がします。ゲームボーイアドバンスからDSで5千円の値上げこそしたものの、DSは1万5千円と、据え置きよりも1万円も安く収まっています。
3DSも結局は値下げで据え置き機よりもだいぶ低い価格になりました。そして今では逆ざやなしでnew3DSが税込み1万7千円くらい。
ここからもいろんな情報が読み取れるとは思いますが、ひとまず最低限共通しているのは前世代機の値段より低い価格で新世代機が発売されるのはないということ。
まあ当たり前と言えば当たり前ですけど。
次世代ゲーム機は旧世代のものより高性能の部品を使っているため、もちろんそれより低性能の部品を使っている旧世代ゲーム機より安くなることは考えられません。
ただしNXが携帯機か据え置き機か、はたまたどちらとも違うのかは分かっていませんから、現在の最安ハードである2DSの1万円以上ということだけがほぼ確定します。
しかし2DSはスピーカーはモノラルですし、CPUも3DSと同程度のものです。
実質的な現行機はnew3DSであり、1万7千円以上になる可能性が十分高いんですよね。
NXは携帯機? 据え置き機?
両方の性質を合わせたハードであった場合でも、考えるべきはまず発売時期だと思います。
3DSが発売されて、WiiUが発売された。順番としてはこうです。
ハードは、新しいハードが発売されたらすぐに次のハードのことを考え始めるといいます。
3DS発売からWiiU発売までにも、すでに新しいハードの話は出ていたはずです。……そう、WiiUの普及が芳しくないという現実が明らかになる前から。
そんなわけで、さすがに完全に据え置き機としての機能しか持たないゲーム機が連続して発売される可能性はほぼないでしょう。
ハード設計のメンバーを何年も遊ばせておくわけにはいきません。
だからおそらく携帯機としての性質はほぼ確実に備えていると思っています。
ですが現実的な状況から言うと、据え置き機が出ないとも考えにくいです。WiiUで販売されるソフトはほとんど存在せず、販売台数などもWiiUの撤退を表しています。
WiiUにもっと頑張ってもらわなくてはいけない状況であれば、苦しくても値下げするなり(発売当時よりは開発コストも下がっているでしょう)ソフトを無理にでも出すという選択をしたはずです。
WiiUはもう諦めて、新しい据え置き機が発売されるまでは携帯機一本化で利益を出し続けるという選択肢をとったとも考えられなくはないですが……、海外での据え置き機需要を考えると長期的には考えにくい選択です。特にゲーム業界はデータを販売する業界です。
ゼルダ新作のような大規模なゲームを開発するためにはものすごいコストがかかり、そのコストは広く広く売っていく他、回収手段はありません。
これが料理店だったら、料理を作る原価と販売価格には、桁がいくつも違うような差はありません。ある一定人数以上に提供できれば確実な利益が見込めるとなったら、たくさん材料をそろえすぎて腐らせてしまってもいけませんし、一定以上の数はそもそも仕入れないという選択を取ると思います。
しかしゲーム業界は違う。
ソフトっていう巨大な作品を膨大なお金をかけて作り出したら、それ以降はその作品を無料でコピーして売っていき、開発コスト以上のお金を回収できるように頑張る。
開発費が本当に膨大であれば、回収にはよりたくさんのユーザーの存在が必要になる。
海外の、携帯機には興味がなく据え置き機に興味があるたくさんの人を放っておく訳にはいかないのです。
ってなわけで、これから1,2年間携帯機だけでやっていくとは思えない。
だから私は携帯、据え置き、混合器の発売はかなり現実的だと思っています。
……けどまあ、まずは携帯機だと思うんです。
そこから据え置きの機能がどう追加されていくのかはまだ分かりませんし。
というわけで、3DSのことを思うと2万5千円での発売はあまり効果的とは思えませんでしたし、でも1万7千円以下とも思えませんし、私の予想としてはだいたい2万円位なんじゃないかなと、その辺りに落ち着いています。
3DSもWiiUも高すぎる
3DSは当初、2万5千円で販売されていました。しかし売れ行きは芳しくなく、それまでのゲーム機で最短の値下げが実施されることとなり、発売後166日で1万円も値下げされることとなりました。
まあ良いんですよ。私がゲームの情報を集め出したりするほど熱中しだしたのは3DSが決定的な要因で、1万円もの差があるとは言え、発売日から遊べたその経験には代えがたいものでしたから……はっ! いつの間にか思いで語りを始めていた……だと!?
はいはい、で、その結果3DSは逆ざや(売れる分だけ赤字)問題を抱えてしまいました。
現在はもう製造コストが下がったことで逆ざやではありませんが、任天堂が非常に苦しんだことに違いはありません。
そして逆ざや問題は、WiiUでも起こっています。
WiiUの逆ざやが解消されたという話は未だ聞きません。本体も普及せず、ソフトも出ず、逆ざやまで抱えているとなると、任天堂がかつて苦しんだ64やゲームキューブよりもWiiUは厳しい状況にあったと言えるでしょう。
WiiUはWiiの次世代機であり、いつも通りの進化をするだけなら2万5千円で十分なものが作れたように思えます。でも実際にはベーシックセットを税抜きで2万5千円に収めるのがやっとで、しかもそれは逆ざや込みでの数字でした。
その原因はなにか。
そう、ゲームパッドです。
知らない人も多いでしょうが、ゲームパッドはゲームパッドで、単品の値段が設定されています。
その額、税込み約1万4千円。
WiiUのプレミアムセットの値段は税込み約3万2千円。
高っ! ゲームパッド高っ!
ゲームパッド自体の販売で逆ざやが発生しているのかは知りませんが、そこら辺を考えずに見ると、本体の半分近くを占めていることになります。
もしもWiiUにゲームパッドがなければ、逆ざやなしで2万5千円のラインを達成できたように思えます。
そして今では当たり前になったニンテンドーDSシリーズからの2画面。デュアルスクリーン。
これも本体の価格が高くなる要因でしょう。
ゲームボーイアドバンスからの結構な値上げは、これやタッチスクリーンという特徴的な機能に起因するものと思われます。
ついでに3DSでは3D機能がまた本体価格を高くする要因となっていました。現在の2DSは本体価格が(税抜きですが)1万円を切る、10年以上振りのゲーム機となっています。
NXは逆ざやが発生しないようにする。との発言がありました。
しかし任天堂のゲーム機は子供にプレゼントしやすい値段、2万5千円というラインを切るかどうかが鍵となってきます。3DSが発表されたときは、2万5千円でも高いという意見が多かったです。DSから1万円もの値上げですから、やはり高いと感じるのも不思議ではないと思います。
携帯機としてNXが発売されるなら、今回もできることなら1万5千円で出したいところです。しかし3DSの時でも1万5千円は逆ざやが発生してしまうほどのギリギリ価格でした。
世代交代で部品が高性能化すると、その分コストもかかってきます。3DSを進化させた形のゲーム機を作るとしたら、また2万5千円じゃないと販売できないようなゲーム機ができあがってしまいそうです。
でも2画面を廃止する、いや、せめて3D機能だけでも削ることでだいぶコストは抑えられるのだと思います。2画面についてはともかく、立体視については2DSの発売という流れからも言って廃止の線が濃厚です。
また個人的に、2DSの販売はNXの下地を作っているように思えるんですよね。
「手のひらに大きななんちゃらかんちゃらー」とかCMで見ましたが、消費者に比較的大きな携帯ゲーム機に慣れてもらおうとしているように見えてしまいました。
2DSは商品情報から言えば縦の長さも実はそれほどではないはずですが、折りたたみの3DSに比べるとやっぱり少し大きくなりますからね。ちなみに折りたたみ機能なしというのもコストの削減につながるのでしょう。
だからNXももしかしたら折りたたみ機能なしで、画面はちょっと大きくなってくるのかなーなんて考えてしまいました。できるだけ価格を抑えるために。
ギミックハードはギミックの方にどれだけお金がかかるかが、けっこう問題になってきますよね。
Wiiなんかは画素数で言えばゲームキューブから進化してませんし、中身の進化は多少あるにせよWiiリモコンというギミックの方に力を入れることができました。まあ実際コントローラーの販売価格から言っても、そこまでWiiリモコンが高かったというわけではないのですが。
今回のNXに関しては自由に付け替えられるコントローラー部分が存在するという噂が流れています。
これが本当だとしてどれだけのコストがかかるのか分かりませんが、なるべく安く抑えてもらいたいものです。
……ただ、安く抑えたから面白いゲームが登場するかと言われたらそうではありませんよね。
シンプルにすればするほど、ソニーの製品との違いはなくなっていき、さらに価格制限からむしろ劣化品しか作れなくなります。
任天堂もきっと、値段を考えなければPS4と同じようなゲーム機を作れるのだと思います。仮にも一大企業ですし。
でも、子供が手にしやすい価格帯を目指すと、それはできない。
PSPが生まれたからこそ、2画面、タッチスクリーンという性質を持ったDSが生まれた。
次のNXには、ゲームの新たな扉を開くかもしれないギミックは存在するのでしょうか?
そしてそれを抑えた上で、手にしやすい値段を実現できるのか。
もし任天堂が価格に縛られすぎてしまったとしたら、それはそれで個人的には残念な結果になりそうなんですよね。まあ、ソフトが面白ければいいんですけど。
まとめ
現行機よりも高く、しかし2万5千円以下。
ひとまず携帯機として完成されているであろうという私の予想と、3DSの2万5千円での失敗。
そこから考えて私の最終予想は2万円。とりあえず今回はそんな結論に達しました。
答え合わせの時間は、もうそろそろなんでしょうかねぇ?