「自分のことを野原ひろしだと思いこんでいる一般人」ネタがTwitterなどで広まる原因となった作品。実際にはこのマンガの主役はみんなの知っている野原ひろしなのですが、しんちゃんやみさえの姿が直接描かれなかったり、原作とは微妙に違う顔芸を披露したりするところからいつしか「これは野原ひろしではない。自分のことを野原ひろしだと思いこんでいる一般人なんだ!」という揶揄がされるようになったようです。
話の内容的にもしんちゃんの父としての野原ひろしではなく、彼が一個人の営業サラリーマンとして描かれているため、コレじゃない感が広まってしまったのかもしれません。
まあ一番の理由は自分のことを〇〇だと思いこんでいる一般人というフレーズが単純に面白すぎるパワーワードだったからだとは思いますけどね。……とんだミーム汚染だ。
なお、このブログをよく訪れる層向けにこの現象を説明するならこんな感じ。
これね。
これは魔法少女まどか☆マギカのマミさんが大人になったら……というifもifなアンソロジーストーリーですけど、個人的には「マミさんはずっと紅茶をたしなむ淑女なんだいっ!」とか夢見ちゃうのであんまり受け入れられませんでしたね。いや、話自体の面白さは分かりますけど、マミさんだって言われても、ねぇ?
ついでに「長門ゆきちゃんの憂鬱」もそんなにはまれなかったり。
しかしこの手の外伝作品はたまにヒットするからすごいものです。長門ゆきちゃんの方はアニメ化までされちゃいましたしねぇ。涼宮ハルヒの憂鬱っていうコンテンツの影響力が大きかったのはもちろんあるんでしょうけど、やはりすごいなぁ、と。
一方「野原ひろし昼メシの流儀」の方は、性格的にはクレヨンしんちゃんに出てくる野原ひろしのままですし、普通にアニメの声を想像して読み進めることができ面白いと思いました。
主人公が「野原ひろしじゃなくても成立するじゃん!」とは言われますけど、慣れ親しんだキャラクターを想像して読み進められるのは一つの面白さじゃないかなぁと、個人的には肯定派。内容も普通に面白いと思いましたしね。
ちなみに私はAmazonでセールをやっていたので買ってみました。
いつまでやってるのかは知りませんが、とりあえずリンクだけ張っておきます。
bookwalkerでも。
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