この回は結構難しかった印象。

　というのも、この回は御霊の託宣が重要な部分を持っているからですね。
　というか、ここで御霊の託宣が登場しなければ、物語の重要な要素として登場したはずの御霊の託宣システムがほとんど使われないまま終わってしまいますからね。日本では当然、御霊の託宣は使えませんし。

　ストーリーは真宵ちゃんがついに登場し、そしてすぐさま捕まってしまうというもの。
　相変わらず、犯人扱いばかりされる子です。日本では主に格好の怪しさで説明できますが、クライン王国では真宵ちゃんの格好も他の人とあまり変わりないでしょう。
　やっぱりなるほどくんと一緒になると周りの人はすぐに捕まってしまうのでしょうか……。ボクトくんも。
　まあ、時系列からするとボクトくんの場合は、事件が起こってからなるほどくんに接触したわけですが……。というか、拳銃を向けられた後で何の行動も起こさないままガイドの仕事をこなし、再び寺院に足を踏み入れるなんてボクトくんは何を考えているんだ……？
　
　真宵ちゃんの裁判はけっこう難しい。
　ちゃんと耳を澄まし、目をこらして御霊の託宣に挑まなければ、すぐにゲームオーバーになってしまいますよ。
　
　……まあ、結局有罪になるなんて誰も予想してませんでしたけど。
　日本では一度決まった判決は覆らない（３より）ようですが、クラインではそうでもないんですかね。

　そんなわけで、真宵ちゃんの無実を晴らすための二日目の裁判が始まります。

　真宵ちゃんの久々の霊媒だったり、ここでもちょっと（私的には）わかりにくい御霊の託宣だったり（レイファ様が取り間違えるのも無理はない）、見所はたくさんです。
　ここでも二話同様考えルートで新たな事実が見えてきます。多少「今までの議論はなんだったんだ……」という気持ちにならなくもない結論でしたが、まあ納得はできました。御霊の託宣が裁判の最も重要なところを担うからこその結論でしたね。
　
　総合的に見て、楽しかった一話です。

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