オカルティックナイン第二話。
今回は予想と異なりガモタンの出番はあまりありませんでした。そしてみゅうポムがガモタンと出会う前の話だったり、第一話を補強するように色々な情報を散りばめてくる回だったように思います。
どちらかというと今はまだ準備期間、物語のテンポは良いですが心が動くようなドキドキも感動も感じられていません。
面白いのは面白いんですけど、この物語がどういう方向性を持って進もうとしているのか、まだ把握できていない部分は大きいですね。
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目次
アバン
ミューぽむのニコニコ生放送の様子が映し出されるところからスタート。
なんというか、私もニコニコ動画でオカルティックナインを見ているため、コメントが二重に重なって変な感じです。でもどっちがどっちか分からなくなるくらいには、良くできたコメントですね。
みゅうポムの生放送は自分一人じゃなくて、周りのメンバーと一緒に作っているんですね。放送している場所は学校。前回ガモタンたちが突撃した場所でしょうか。
今回の占いでは、最初に訳の分からない人がみゅうポムの占いを嘘だと思って、しかもそれを黙ってみていられずに生放送に乱入してきました。つまりは荒らしですね。
でも電磁波過敏症ってなかなかに真偽が怪しいもので、症状を訴える人全員が本物と偽物の電波をきちんと区別できている訳ではないようです。だから電波があるという思い込み自体によって症状が発せられているという見解もできるわけですね。
ついでに余命1年というのも、真偽としては怪しいところです。
そして実際のヴィジョンで見た光景は、無数のパソコンとサーバーのある場所。
みゅうポムの占いは、占いというより、超能力……?
さらに男から追い詰められたみゅうポムは小さい頃の自分と、お父さんのことを思い浮かべます。お父さんはもう、なくなっているのでしょう。その力は、お父さんに何か関係していると見えます。
ガモタンのその後
血を触ってしまったガモタンは、謎の女性の指示で教授の歯を抜くことになってしまいます。その歯の裏にはカギが隠されていました。これからの展開の中で、このカギが大事な役割を果たすことになるのでしょう。
しかし怖い。素人にとって人の歯を抜くなんて波の気持ちじゃできないと思います。
でも事件に巻き込まれ、さらにはほぼ確実に犯人と疑われるような状況に追い込まれてしまったガモタンだからこそできた行動でしょうね。……いや、現実的に考えればできてしまったと考えるべきなんでしょうが。
凶器を触ってしまっただけでなく、教授の死体に明らかに意図のある危害を加えたわけですから、もし監視カメラですべての事態が撮り収められていたとしても、罪は免れないでしょう。
カギを手に入れたガモタンですが、謎の女性からの指示は途絶えてしまいます。彼女の意図はどこにあるのか、彼女の指示にどんな意味があったのか。そしてそもそも彼女は一体誰なのか。
ガモタンの敵でないことを祈るだけです。
オタク刑事、森塚駿の正体
リスト。
256人のモルモット。
CODE。
などなど、この物語の中核を占めていそうなキーワードの数々を口にする駿。彼らの目的がどんなものなのか、現時点で明らかになっていないため判断しようがないですが、なんだか口調としては悪役のように思えてしまいます。
橋上教授のダイイングメッセージを故意に消し去ったことといい、とにかく怪しいのは確かですね。
現時点で分かっている関係としては
・リストを抹消したい側
・リストを隠したい側
の二つがいて、駿は後者に属しているということですね。
橋上教授はリストを抹消するために、リストがコード化されているという情報を仲間に伝えようとダイイングメッセージを残しました。犯人がそのメッセージを消さなかったことを考えると、犯人自体は前者の見方ではなさそうです。
じゃああの黒魔術代行屋が何かしたのか、と考えるとそれも違うようですが。
現時点でガモタンは前者の片棒を担いでいます。
教授のメッセージも見てしまったし、歯の裏のカギまで手に入れています。それを指示した女性はおそらく前者の味方だと思いますが、果たして……。
命のタイムリミットという言葉からは、3月1日に発見される死体に何か関係していそうです。
それをモルモットと呼んでいる駿は悪役のように思えますが、その真の目的とは一体。
橋上サライとみゅうポム
サライはネットで有名なオカルト否定派のよう。キリキリバサラだけでなく、色々なところでキリキリ論破して回っているみたいです。
みゅうポムにいちゃもんを付けますが、サライとお父さんとの未来を見たみゅうの言葉に、逆に圧倒されてしまいました。
ヴィジョンの中ではサライと死んでしまった教授が対面している光景が見えました。
しかもその教授の頭皮はまだはぎ取られていません。サライに頭皮をはぎ取る理由はなさそうに思いますし、この後さらに違う人物が教授の元を訪れたのではないでしょうか。
……駿は自分が第一発見者だと思っていますが、実際は最低でも3人目なんですよね。ちょっともう、なんというか。
駿の捜査
ここでみゅうポムと桐子に関係があることが明らかになりました。
桐子は橋上教授の理論に一目置いていて、みゅうの占いや、ミイラと同居していた少女に関しても独自の考えを持っているようです。
少女の日記にはお兄さんとの出来事が描かれていましたが、実際にはお兄さんが亡くなってからもお兄さんとのあれやこれやが書かれていました。これを桐子は「少女は兄の幽霊と暮らしていたのではないか」と仮説を立てています。
みゅうが未来に魂を向けているのに対して、過去に移動する例として挙げていることから、ここで魂が過去に向かっているのは少女の魂ということでしょうか。魂が過去に移動したから、今はもう出会えないお兄さんとも出会うことができた、とか。
水瀬りあ。この少女も今後、まだ物語に関わってくる可能性がありますね。……本名とは思えない亜里亜の正体である可能性もありますし。
彼女が目を閉じてから、少女の日記の話に映ったことからも、その可能性は結構高いと思うのですが。
紅ノ館
みゅうの言葉によると、亜里亜の力は本物のようです。
そんな亜里亜に対してりょーたすはガモタンへ呪いをかけることを依頼してしまうのですが……、大丈夫なんでしょうか。しかも最上級の呪いをかけてしまうとは。
まあ、第一話で「気持ちが強ければ呪いは成就する」とか言ってましたし、気持ちが入っていないこの呪いは成就しない……といいですね。
日下部と亜里亜の会話からしても「呪いの対象を殺してはいけない」と言っていますし、その点では不安に思う心配はないでしょうが、なんというかもうすでに色々と災いが降りかかってますからね、ガモタンには。
みゅうとちーちゃん
みゅうは親友のちーちゃんと仲良く下校しますが、別れ際にみゅうは梨々花とすれ違います。そして梨々花はニヤリと笑う。怪しすぎるけれど、現時点ではまだ彼女に関して特別な要素は後悔されていません。思わせぶりの可能性も、なくはない。
家に帰ったみゅうの元に、ちーちゃんからラインで連絡が来ます。
「小鳥ば(ぱ?)」というメッセージのあとに、白い手の映った心霊写真が送られてきました。そしてその後、ちーちゃんとの連絡は取れなくなり……。
ヴァ、ヴァンガードは物語に関係してくるのですか? え、白い手よりもあのカードの方が気になったんですけど!
次回予告
エンディングで流れた次回予告の中に、ガモタンが悪魔のような存在に出会うシーンがありました。これまでオカルトなんてあり得ないとキリキリ論破してきたガモタンですが、ついに本物のオカルトと向き合うときが来てしまったのでしょうか。
なんにせよ次回はガモタンの出番も多そうで嬉しいです。
色々と身動きできそうな状況ではないですけどね。