マンガ・ラノベ好きによる電子書籍ストア比較

追記

 楽天koboのポイント20%還元が終了しました。
 そのため下に挙げている3つの中で、koboの1番の利点であった常時お得に買えるという要素はなくなってしまいました。

 現在私は主にbookwalkerを利用しています。
 bookwalkerにはランク制度というものがあり、毎月1万円以上の購入でジャックランクになることができます。ジャックランクより上のランクでは1ヶ月前までの作品に対するコイン還元セールでの還元率が大きく上がることが多いですし、コインに還元された分も購入金額に加算されるシステムなので実際には1万円以下の購入でジャックランクになることができます。
 マンガやライトノベルを多く購入する方はbookwalkerが一つの大きな選択肢となるのではないでしょうか。
 実際、いろんな電子書籍ストアを利用するよりも一つに絞った方が管理が楽ですからね。最近はもっぱらbookwalkerばかりです。

以上、追記終わり。

 電子書籍。
 それは本を紙ではなく手持ちの電子機器で読むサービスです。スマホやパソコンを持っていれば、アプリをダウンロードすることでほとんどの機器で電子書籍を利用することができます

 また、Kindleや楽天koboでは上にある写真のような、専用の端末まで発売されています。
 価格はまあ、そこそこしますが、Kindleの場合はアマゾンのプライム会員になることで端末を安く手に入れることができたりもしますし、読みごこちを重要視する人には薦められる商品なんじゃないでしょうか。私はまだ試したことがないのでなんとも言えませんが。
 また、koboからは更にお高いですが上等な端末も発売されていて、なんだか防水だったりきれいな色合いだったり、まさに贅沢なお金の使い道と言った感じがします。

 私のようなコンテンツが読めればいい、ってタイプはスマホとパソコンで十分だと思いますけどね。
 あとは私は持ってないけど、タブレットとか読みやすそう。

 そんな電子書籍ですが、ひとまず紙の本との比較をした上で(読み飛ばしてもらっても可)、大手の中でオススメできるサイトとそれぞれの比較をしていきたいと思います。

目次

 


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紙の本と、電子書籍

紙の本の利点

 紙の本は良いです。
 ページを繰る感触、出版社ごとに違う紙の質感、そして現物コレクションとしての価値。
 そういった部分に価値を見いだせる人は是非とも紙の本を堪能してもらいたいと思います。
 
 実際の本屋に買いに行くのも良いでしょうし、

ネットで本を買うなら送料無料の「honto」で!電子書籍も国内最大級!

 こちらのhontoでは商品ごとに1%のポイントが付いてきます。

 また、実際の本屋に買いに行くにしても、そこがhonyaクラブの加盟店であれば、ネット上のポイントと加盟店でのポイントがダブルで溜まり、よりお得に買えるかもしれません。
 私が引っ越し前に通っていた本屋では、雑誌の予約でポイントが増えるようなサービスもやっていましたね。

 Amazonでもポイントがもらえたり、まとめ買いキャンペーンで割り引きされることがありますので、チェックしても良いかもしれません。

 では、それ以外の紙の本の利点について見てみましょう。

中古本が安く買える

 これは電子書籍にはない利点です。
 というのも、電子書籍であれば古い作品も、ほとんどは定価で売られているからです。
 
 第一巻がたまに無料になる点は電子書籍の利点ですが、それ以降の巻を定価でまとめ買いしていては最終的な出費はかなりのものになるでしょう。
 ですから古い本をまとめて買いたいなら、その時は中古本売買が一番ではないでしょうか。
ブックオフオンラインなどで、私もよく目当ての作品の値段をチェックしています。

 
 ですが、中古本はあくまで中古。使い古しです。
 ですから状態が悪くなっていたりするのは納得しなければいけません。
 ラノベなどではイラスト部分に汚れが付いていたりするとかなり残念ですが、それは値段を選んだ報いとして受け入れなければいけないでしょう。

売れる

 それこそさっきのブックオフオンラインでは買い取りもしています。
 面白くなかった時、本棚がいっぱいになった時など、利用する機会はあると思います。

 ただ、これに関しては個人的にはお得な手段だとはあまり思えません。
 中古本を買って、それをまた売りに出すのなら損をすることはないでしょうが、元が安いだけに買い取りの額もたかがしれています。
 
 新品で本を買って売ったら、中古本を買って売るよりは高く買い取ってもらえるかもしれませんが、それで得した分は、実は電子書籍だったら元から値引きされた分で補えるだけの額かもしれません。

 例えば楽天koboでは常に買った値段の20%がポイントとしてもらえます。
 そのため、400円のコミックを買ったら80円引きされるのと同じようなものです。
 新品のマンガを買って売っても、多くの作品はそれくらいの値段でしか売れないのではないでしょうか。
 そうであれば、元から値引きされていて(セール時は更に安い)、最後まで手元に残る電子書籍を買う方がよい気がします。

発売日に買える

 私は紙の本も好きですが、最近は電子書籍も多く利用しています。

 しかし、知らない人もいるかもしれませんが、電子書籍は紙の本が発売されてからしばらく経ってからでないと配信が開始されません。
 ……なぜ?
 いや、理由を問うことはここでは重要ではありません。(どう考えても電子書籍の方が利益率高いのに……とか言わない)

 電撃文庫は、他のサイトよりも早く配信開始するbookwalkerでさえ紙の本が発売されてから1ヶ月後に配信開始です。Kindleとかだと2ヶ月後とか。
 ファンだったら、さすがにそんなに待ってられませんよね。
 というわけで、紙の本の最大の利点は、発売日に普通に買えることです。

電子書籍の利点

字を大きくできる

 値段のことを先に言おうと思いましたが、とりあえず大事なことなのでこっちを先に。

 若いうちはあんまり気にしなくてもいいですが、私も将来は老眼になって本を読むのがつらくなることが想像できます。
 そんなとき、電子書籍の場合は好みのサイズに字を大きくできるため、紙の本よりも読みやすくなることが安易に想像できます。少なくともムシメガネを片手に新聞を読むよりはよっぽどでしょう。
 そのくらいの歳になれば端末を購入する余裕も十分あると考えられますし、あんまり電子書籍と関わりがなさそうな年配の方にこそ電子書籍はオススメしたいですね。

 ……ラノベ好きにも、もう老眼始まってる人はいるでしょうし。

価格が安い

 もちろん先に挙げたように、古い作品の中古本は100円くらいで買えます。
 それより安く売られるのは、注目作の第一巻とか、Kindleの布教セールだったりとかそんな時くらいです。

 ですが、そこそこ新しい作品の場合は違います。
 楽天koboでは新作でも20%のポイント還元が(2016年現在)約束されていますし、それ以外にセールや、クーポンの存在もあります。
 そのため、多くの作品を紙の本よりもだいぶ安く手に入れることができるのです。

 bookwalkerさんでは、セールに加えてコイン(ポイント)増量を行っていることがあり、そういうときは昔の作品を200円もせずに買うことができるようになります。
 電子書籍に中古というものはありませんから、個人的には非常に嬉しい買い物ができています。

 
 問題と言えば、セールのときについすぐに読まないものまで買ってしまうことでしょうか。
 自分の読む作品を常に一作品にしておく、などというルールを決めておけば、賢く多くの本を楽しめると思います。

お布施できる(オタク特有の行動

 中古本では、作者にお金は入りません。
 ですが電子書籍の場合はセールでも多少は作者にお金が入ることになるはずです。

 応援している作者に対して、今はまだ読まないけど先にお金だけ払っておくよ。中古本では買わないよ。っていう意味を込めて、買っちゃいたくなること、ありませんかね? ……ありませんか。

場所を取らない

 電子書籍は、言ってしまえばデータです。
 本を数百冊買ったとしても、それが散らかって部屋が汚くなる……なんてこともありません。

 部屋が片付かない。
 引っ越しの予定がある。
 などという人には嬉しいことだと思います。

どっちも良い点はある

 紙の本のよい点

  • 発売日に読める
  • 現物である
  • 中古本として安く買える

 
 紙の本の悪い点

  • ややお高い
  • 中古本は汚いかも
  • 置き場所を取る

 電子書籍の良い点

  • 安く買える(セールがある)
  • 置き場所を取らない
  • 字が大きくできる
  • たくさんの本を持ち運び可能
  •  電子書籍の悪い点

  • スマホとかだと目が疲れるかも
  • セールでついつい買いすぎてしまうかも
  • スマホだと、いろんなサイトを利用しているとアプリで容量がかさむ
  • 発売日が遅い
  • ストアがいくつかあって分かりづらい(あとで解説)

 
 このほかにも思いつくことはあるかもしれませんが、私の場合は以上です。
 電子書籍だとアプリの使い勝手に色々好みがあるそうですが、私は本が読めればそこまで気にしないので、今のところ不満はありません。
 

大手電子書籍のオススメと比較

 実を言うと私は全部の電子書籍ストアを利用しているわけではありません。
 というか、多すぎて網羅するのは面倒くさいの一言に尽きます。

 しかし一応この記事を書くために色々と(本当に色々あるのだなぁ)サイトを回って調べたので、その中から厳選した3つを紹介します。
 あんまり多く使いすぎても、本の管理やスマホに入れるアプリの数の問題から言って不便きわまりないですし。
 
 一応、この3つさえ知っておけばほとんどのセールは網羅できるはずです。

Kindle

Kindleストア

 電子書籍を利用したことがない人でも、この名前だけは知っている。という人は多いんじゃないでしょうか。

 Kindleは大手通販サイトであるAmazonの一部となっていて、Amazonで本を買おうとしたら、たいてい普通の本と電子書籍の両方から選択することになります。

 利用するのに必要なものはAmazonのアカウントとアプリのダウンロード。
 支払いにはクレジットカードの登録またはAmazonギフト券をコンビニなどで買っておく必要があります。

 私はクレジットカードを持っていないので、ギフト券で利用できるのはとても助かります。
 ギフト券は多くのコンビニのオンラインコード売り場(ゲームソフトとかも一緒に売られている場所)に置いてあったり、ローソンでは端末から買うこともできました。

Kindleの魅力

 他のサイトと比べた時、普段のKindleはそこまで魅力的なストアだとは思いません。
 常時のポイント還元があるわけでもなく、配信が早いわけでもなく、などなど、他のストアの方が優れている部分も多いです。

 しかしKindleはそれを覆すほどに特定作品のセールでの割引が大きいです。
 価格18円とか、そんな駄菓子でも買うような値段で本を購入できる可能性があるのはKindleくらいのものでしょう。
 セール時に上手く欲しいものを購入できたら、非常にお得なはずです。

 またセールの機会もそこそこ多く、他のストアが特定作品のセールをすると、後を追うようにその作品のセールを行うことが多いです。
 いわゆる後追いセールです。

 その他月替わりだけでなく、日替わりのセールなんかも行っているのが注目どころですね。
 ただ、マンガやラノベが好きな方にとっては日替わりセールでその手の作品が出ることは少ないので微妙な気もします。

 というわけで、特定作品のセールがKindleの強みです。

(追記)
 特定作品のセールが注目どころではありますが、Kindleの後追いセールのおかげで押さえておくべき電子書籍ストアを3つに絞れるという利点もあります。
 DMMなどの電子書籍ストアも規模が大きくセールもやっているのですが、それは大抵Kindleと楽天koboに見劣りする結果となりますから。

bookwalker


 私はかつてはスニーカー文庫の作品をたくさん読んでいたのですが、その時にこういう広告が挟まっているのをよく見ていたので懐かしいです。
 ハルヒとか、生徒会の一存とか。……言っちゃあ何ですが、ちょっとこの広告古いですよね。

 さて、マンガやライトノベルを楽しむ人にとってオススメできるのがこちらのbookwalkerです。
 カドカワが完全に舵取りをしている、日本の電子書籍の中では老舗の一つです。

 利用に必要なのは会員登録とアプリのダウンロードです。
 そして購入にはウェブマネーが必要になります。

 ウェブマネーは利用したこともない人がいると思うので説明しますが、ウェブマネーとはコンビニの端末などから買える16ケタのコードで、そのコードに割り振られた残高分だけネット上で買い物を行うことができます。
 コードの残高は「ウェブマネー」で調べて公式サイトなどで確認してください。
 クレジットカードがあればネット上で購入することもできますね。

 まあ、買ってみると案外楽に使えるものでした。
 16ケタを記録する必要があるため、基本はPCのメモ帳などに貼り付けたものを利用したいです。
 それが面倒であれば、bookwalkerでのポイントであるコインをウェブマネーで購入することでケータイでの購入も楽になります。

bookwalkerの魅力

 1つ目はカドカワバックアップによる、先行配信の多さでしょう。
 上に挙げた電撃文庫などもそうですし、その他カドカワ系列もです。

 2つ目はめがイラスト
 bookwalkerのアプリでは、ライトノベルのイラストの表示にこだわっています。
 実は他のストアのアプリでは拡大が上手くいかなかったり、余白が気になるようなページになっていたりと、やや詰めの甘い部分があります。
 その点、本のカドカワだからこそこだわったイラスト表示は嬉しいところではないでしょうか。

 そして3つ目。
 何より魅力的なのは、全体セール時の安さです。

 というのも、bookwalkerでは特定の日付までに配信された作品全部に対してコインが増量されるキャンペーンが行われることがあります。
 例えばこれが夏のニコニコカドカワ祭り(カドカワ作品50%オフ)などと重なると、Kindleの更に半額くらいの値段で書籍を購入することも可能でした。
 これはとてもお得ですね。

 値段の面以外にも魅力が多いので、bookwalkerはなかなかにオススメです。

楽天kobo

 ご存じ楽天グループの、楽天ブックスの電子書籍部門です。
 ここのアプリは使いにくいとか言われますが、個人的にはまだほとんど本を買っていない(整理が必要ない)状態のため、そういった面は感じられませんでした。
 読む分には問題なかったです。

 利用に必要なのは楽天会員への登録と、アプリのダウンロードです。
 購入にはクレジットカードがほぼ必ず必要になるため、残念ながらクレジットカードの類を作っていない私は初回450円分クーポンで買い物した分しか実際には体験していません。
 ですがそのハードルを乗り越えれば非常にお得な買い物ができるストアです。

(追記)
 楽天koboでは楽天ポイントでの買い物もできるのですが、楽天ポイントはAmazonギフト券のように、コンビニでの購入もできるみたいですね。
 これからは私の主力電子書籍ストアとして使っていきたいと思います。

楽天koboの魅力

 セールなどが行われていない平時では、一番安く買うことができます。

 というのも、2016年現在、いつでも、新作でも購入額の20%がポイントとして返ってくるからです。
 つまりは常時20%オフ。

 さらに、毎週のようにバンバンクーポンが配信されています。
 クーポンを利用することで、20%オフ以外に15、20%の割引を受けられるためセールじゃない時でもセールと変わらないような値段での購入が可能となります。
 Amazonがたまに20%のポイント還元を行っているのと比べると、このお得さが分かるんじゃないでしょうか。
 クーポン利用には2冊以上の購入が必要だったりしますが、それをふまえても、同じようにクーポンが配られるhontoよりも基本的にはお得に買えることが多いと思われます。

 あとは、専用端末を購入した時の快適さとかでしょうか。
 端末が高いので、ストアの値段が安いのといまいち相性は良くない気がしますが(逆に、そこでバランスを取っているのかも)、専用端末での快適な読書は他に代えがたい喜びではないでしょうか。
 

電子書籍まとめ

 上で紹介したストア以外にも大手としてe-booksJapanなどというストアや、CMもやっているRentaやコミックシーモアなどの電子書籍ストアは存在しますが、基本的には上に挙げた3つでだいたいのセール、平時の利用は押さえられると思います。
 3つ以上になるとアプリの管理なども大変ですし、面倒を減らすためにもなるべく使うサイトは絞った方が良いでしょう。

 私が今回比較をしようと思ったのは、bookwalkerさんで

 このちおちゃんの通学路がセールになっていたため300円くらいで購入したところ、そのとき同時にKindleで10円くらいで買えるセールをやっていた! という事実を知ってしまったからです。
 何というか、理不尽きわまりない……。
 それこそ、その事実を知らなければ損したような気持ちにはならなかったのに、無視できない程度にKindleの情報はネット上にあふれているため(それでいてすぐさま手に入らない)落胆することは避けられませんでした。
 
 全体を見ていないと、お得な買い物をすることはなかなか難しいですよね。私はbookwalkerでのセールを知ってすぐに購入してしまったために残念な思いをすることになりました。
 逆にKindleの情報だけを伝え続けていても、実は他にもっとお得な買い物ができる場合もあったりするのが事実です。
 かといってたくさんのストアを比較するのは、それはそれで面倒で。
 だから3つ。
 大手かつ、それぞれ違うセールに秀でている3つのストアを絞って紹介することにしました。
 セールをやっていてもすぐには飛びつかない。今は、一度3つのサイトを比較して、それから購入するようにしています。

 おさらいすると、
特定作品の激安セールが魅力のKindle
夏や年末の全体セールで特にお得になり、その他の魅力もあるbookwalker
欲しい作品ができた時にいつでもお得に買える楽天kobo

 と言ったところでしょうか。

 値段を気にしないという人は専用端末+Kindleまたは楽天kobo。
 もしくはbookwalkerを利用するのが良いでしょう。
 快適な読書に、各ストアで値段を比較することは必要ありません。

 最後になりますが、何だかんだ、私はbookwalker押しですね。
 サイトが見ていて一番気持ちいいです。(PCの話)
 ただ、ページを飛ぶ度に新しいタグを開かされるのがちょっと面倒くさいですけど(笑)。

 それでは。


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