Z‼
……とは言いつつ、Z技は使わないんですけどね。
本気を出す攻撃はギガインパクト採用、アイテム固定は少し制限がきつすぎます。一つの型としてはあってもいいと思いますが、他のZ技とあまり威力が変わらないというのも残念なところの一つですね。
とは言え、自爆と同じだけの威力を持っているのですから弱いわけがないんですけど。
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目次
のろいカビゴン育成論
序論 カビゴンについて
カビゴン
種族値 H160 A110 B65 C65 D110 S30 合計540
カビゴンは第一世代から登場している強力なポケモンです。
すばやさ、とくこうを除くと600族にも負けない種族値を持っています。
噂によれば第二世代(金銀)ではまさにトップメタというべき実力を誇っていたそうですね。
そのときに主に使われていたのが、のろい型だったそうです。
現在のポケモンは火力インフレが起こっているとよく言われます。
だから物理でも特殊でも、どう頑張っても突破できない耐久ポケモンというのは存在しません。
しかし当時はきあいだまもなかった時代ですから、特殊ポケモンでカビゴンを突破するのはほぼ不可能。それに加えてのろいで物理耐久までアップされたらもはや対抗する手段がない……というほどでした。
現在はカプコケコのいのちのたま10万ボルトなどでもかなり削られますし、完全なる耐久というのは不可能です。
それでも元からトップクラスの特殊耐久とHPの高さとのろいを生かした物理耐久、それにのろいで上がる攻撃力。
これはサンムーンの環境でも十分通用するポテンシャルを秘めていると言えるでしょう。
のろい型以外には、あついしぼうやとつげきチョッキを生かした高火力の特殊受けとして活躍が見込めます。
のろい型と違って、こちらは基本は性格にいじっぱりを採用しますし、単純に高火力を出せるのが魅力です。
あついしぼうとめんえきではタイプ相性も変わりますし、あまり同一のポケモンと思わず、パーティにあったカビゴンを採用するのがいいでしょう。
チョッキ型などの弱点としては、物理アタッカーに弱いというものがあります。
そこを克服したのが、今回紹介するのろいカビゴンです。
展開 私の「のろいカビゴン」育成論
今回は、例として現在私と一緒に戦っているカビゴンを紹介します。
前回少しだけ触れたカビゴンと同じですね。
レートは1700にちょうど届いていないくらいですが、まだまだカビゴンは第一線で活躍できています。カビゴンで3タテはかなりの頻度であり得ますし。
本気を出さない要塞カビゴン
性格 とくこう下がってとくぼう上がるやつ
特性 めんえき
努力値 H100 A52 B252 D100
持ち物 カゴのみ
技 おんがえし、じしん、のろい、ねむる
相変わらず、バトルツリーに挑む前にドーピングアイテムで適当に振ったHD100振りのままです。しかしこれはかなりちょうどいい調整になっているのか、大抵の特殊ポケモンの攻撃を2,3発耐えてくれます。
その分、いじっぱりの普通のカビゴンに比べると火力はだいぶ下がっています。
のろいを積まなかった場合は思った以上にダメージを与えられず苦戦することも多いですから、基本は無理にでものろいを積んでいきます。
なお、要塞化(耐久アップして倒されなくする)する関係上どくどくに弱ければ話になりません。よって性格はほぼ、めんえきは確定となります。
基本的な戦術としては、あまり攻撃力の高くない特殊ポケモンに対して後出し、もしくは死に出しして、どんどんのろいを積んでいくことになります。
1回のろいを積んだくらいではどうにもならない相手が多いので、のろいの防御アップを利用して後出しの物理アタッカー相手にもできるだけ積んでいくことになります。
そして十分ためきったら早めのねむるで体力を回復し、あとは殴っていくことになります。
今作からゲンガーがふゆうを失ったのはのろいカビゴンにとっては追い風です。
加えて、ガルーラが弱体化したのに伴い物理かつ高耐久ノーマルアタッカーに対する対策が緩むことになりました。
よって「ねむる」が使えないカプコケコのエレキフィールドや、積んでもダメージが減らないカプテテフの高火力サイコキネシスなどに気を付ければ、多くの相手に有利に戦うことができるようになります。
努力値振りは防御重視のため、本来得意な特殊ポケモンの相手がしにくくなっているのが問題ですが、その分格闘以外の物理アタッカーには強気に出ることができます。
最悪、ようきガブリアス程度なら起点にすることも可能です。
そういう面も合わせて、私は今シーズンではいじっぱりガブリアスをおすすめしているんですが、カビゴンを使っている側からするといじっぱりガブリアスには本当は増えてほしくないんですよね……。
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まとめ のろいカビゴンを実際に戦わせた感想
強いです。
特に、相手を1体も倒せずにこちらが2体やられたとき、最後の1体として登場したカビゴンが要塞化して3タテを達成する様子は味方ながらに恐ろしく、そして頼もしいです。
カビゴンがのろいを積んでくるというイメージは現状、多くの人の思いつくことではないのか、相手のプレイングミスを誘いやすいというのも成功の一因のような気がします。
レートが上がってくるにつれてカビゴンにどくどくを撃ってくるような人はいなくなりましたが、やられかけの特殊ポケモンがのろいを警戒して自ら下がるという選択を取ることは現在でもあまり見られません。
そこを積んでいくとかなり戦いやすくなります。
1度積めば、ガラガラのフレアドライブでも中乱数くらいで耐えることができます。(乱数よくわかってないんで、小とか中とかあってるかわかりませんが)
あついしぼうをちらつかせるため、あまり相手は炎技を撃ってきにくいですが、とりあえずそれくらいの耐久力はあるということです。
また、竜の舞をしてくるギャラドスなどの相手は、すばやさの逆転は起こらない以上、相手の攻撃アップを打ち消し、自分だけ攻撃アップできるためある程度強気に出ていけます。
とはいえ、ボーマンダ相手にはさすがに強気には出られないんですけど。
こちらの攻撃は2回積んでようやく確定2発。1回だと68%で倒せるとは言え苦しいところです。
1回積んだ状態でボーマンダのすてみタックルは確定3発になります。
少なくとも1回は積んだ状態で、しかもHP満タンの状態でなければ勝負になりませんから、うまく前の相手に2回以上積んで体力も残しておく……などでないとやられる可能性が高いです。
そしてもちろん要塞型としての弱点として、急所を引いてしまうとそれまで積んだ分をすり抜けてダメージを食らってしまうためたまに思わぬ敗北を喫するときもあります。
あとは珍しい状態異常である「こおり」を引いてしまったり(あついしぼうをちらつかせるため、カビゴンに氷技はあまり撃つ人はいないが)ということも起きるでしょう。
耐えられるだろうと高を括って積み続けるよりは、ある程度で攻撃に移った方がいい場合もあるので注意しましょう。
苦手な相手は上にも挙げましたがカプコケコ、カプテテフなどの特殊高火力アタッカー。
そしてボーマンダなどの高火力物理アタッカーになります。そして格闘も対面ではやはり苦手です。
とはいえ特殊高火力アタッカーは対面では有利とも不利とも言えません。あくまで積んで戦う場合に、チャンスがないという話です。
あと苦手なのは「ほえる」持ちのポケモンたち。バンバドロにほえるされて仰天した思い出が今でも苦く心に残っています。
得意なのはポリゴン2などの耐久、特殊ポケモン。毒無効、マヒなどはねむるで回復可能なのである程度安定して受けることができます。
ただし今後バンクが解禁されれば現れる、鬼門であるキノガッサは難しいでしょう。キノコの胞子のねむりはつらいです。
イカサマ持ちも、自分の防御が上がるためあまり気にしないでよさそうです。
物理型が怖いですが、ギルガルドも悪くはない相手です。
あと、ラスターカノンを持っていなければテッカグヤにも強気に出ることができます。
PPが切れるまで「ねむる」に付き合ってもらえば、対面で負けることはないと思われます。ラスターカノンのとくぼうダウンだけは痛いですが。
もしもサポートをするなら壁はりや、ブラッキーの黒いまなざしバトンなどでしょうか。
私はサポートなしで、大抵ガブリアス、ギャラドス、カビゴンの並びで戦っています。単体でも十分強いうえ、交換の関係上ギャラドスとは相性が良いです。まあ、基本は交換よりも死に出しを大切にしたいですけどね。
また、他の技や調整などはいくつか方法があると思います。
努力値をもう少し攻撃に振ったりとか、持ち物に食べ残しを持たせてねむるを切ったり……とかですね。
ねむるを切った場合、技はゴーストで地震を受け付けないポケモンに対してかみくだくなどが有効でしょうか。
むりやり起点を作るあくびも候補にあると思います。
ただ、やはりねむるが一番大きな回復手段であり、やどりぎのたねには食べ残しでは対処できない関係上、この型が個人的には非常に使いやすいですね。
以上、カビゴン育成論でした。
追記
レート1700突破しました。
カビゴン様々です。