「にょきにょき」落ちものパズル初心者がつまずいた、最初のテクニック

 ぷよぷよの生みの親が作ったという「にょきにょき」。
 その話題性に惹かれ、私も一度購入してプレイしてみようと思いました。……ポケモンが明日発売なのに。

 私はこれまで、落ちものパズルと言えばテトリスをバーチャルコンソールで遊んだくらいで、ぷよぷよは体験版をちょっと触ったことがあるくらいの初心者でした。
 ぷよぷよの連鎖とかもう、見ていて怖くなっちゃうくらいに慣れてないです。

 しかし「にょきにょき」は、そんな初心者が上級者と対戦すると何も楽しむことができずにやられてしまう構図を改善しようと、初心者でも直感的に分かりやすいルールを採用しているとのこと。
 これは私でもできるんじゃないでしょうか。
 いや、やってやる。
 ということでプレイ開始です。


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 悲報
 EASYの3戦目で負ける。

 ……参ったなぁ。こんなつもりでは。

 にょきにょきには簡単なストーリーモードがあり、4段階のレベルがあります。
 一番低いのはVERY EASYで、EASYは2番目に挑戦しました。
 VERY EASYでは出現するにょきが2種類。EASYでは3種類です。
 また、コンピューターのレベルも多少は上がっています。多少はというか、一段階というか。VERY EASYではこちらが負けるはずのないようなプレイしかしてこないのに対し、EASYではこちらが何も知らない初心者だとやられてしまうようなプレイをしてくるようになりました。

 では問題なのは、なぜやられてしまったのか。
 理由は単純で、このゲームのルールがよく分かっていなかったからです。

目次

横か縦か。横だ

 ゲームを始めて、私はまず、本当にシンプルなプレイをしていました。
 にょきにょきが落ちてくるので、とりあえず色を合わせて高く積み上げていく……というプレイを。


 こんな感じですね。
 もう、ミーバースのコメントにも書いてあるけれど、これだと全然勝ちにつながりません。
 というのも、勝つために必要なお邪魔にょきは、縦に一列積んだくらいじゃ全然手に入れられないからです。

 でも説明書には横にも繋げられる……くらいにしか書かれていなかったような気がするので、とりあえずこのまま進めていました。多少は横にも繋げたりしましたけど、基本はほとんど縦でした。
 それでも負けないくらいには、VERY EASYは優しかった。
 でも、EASYになって3戦目、気がついたら相手から大量のお邪魔が送られてきてビックリしました。
「なんでなんで!? なんでそんなにお邪魔貯まってるの!?」
 って。

 まあ、普通に考えたら縦でも横でも適当に繋げて同じくらいの威力にしかならないなら、ゲームがどんなに上手くなっても実力は頭打ちですよね。
 最初に気がつくべきでした。
 
 そんなわけで、その次の対戦では相手の行動を完全に真似してプレイすることにしました。
 このゲームでは次に現れるにょきの順番などはすべて同じですから、単純に相手の動きをそのままなぞっただけですね。相手の動きはまだまだ遅いので、真似するのにも十分な余裕がありましたし。
 そうすることで、相手がどうやって私を負かしたのかを研究しようとしたのです。

 すると相手は、私が全く想像もしていなかった積み方をしているじゃないですか!
 というのも、ある1色をまずは横一列に並べていっているのです。
 その1色以外のにょきは、1色のにょきの下地の上に、適当に並べられているだけです。

「こんなことして、どうなるんだ? 横に並べていったって、縦には1個ずつしか積まれてないじゃないか……」

 とか思ってたら、相手は縦に積むこともなく横1列に並べたにょきをドカンと消してきました。
 そしたら次の瞬間、私のエリアにドカンとお邪魔にょきが送られてきました。
 そして敗北。

 そこでようやく気がついたのです。
 ああ、このゲームは横ににょきを繋げて、コンボ数(にょきにょきでは茎数)を増やしていくのが大事なんだ……と。


 ということで、次の例。
 こっちが正解の積み方です。

 同じ8個のにょきでも、縦に繋げれば8個のアドバンテージに、横に繋げれば36個のアドバンテージに替わります。
 おそらく、迷路のように茎数を繋げていけばさらに大量のアドバンテージを稼げることでしょう。
 もちろん8コンボに加えて、縦に積んでおくこともお邪魔を稼ぐ手でしょう。
 ただ、そこに相手の邪魔が入ってくるかどうかをきちんと見極めるのが醍醐味となりそうです。

 これさえやっとけばeasyは勝てる。
 ノーマル以降は知りません。これからやります。

 あと、これもテクニックとは違うかもしれませんが、にょきを爆発させるためのトゲにょきは消したにょきの個数に含まれません。
「横に7列積んで8列目にトゲにょきを置くぞー!」とするよりは、「8列目まで繋げたから、上にトゲにょきを置いて爆発させよう」とやった方が良いのでしょうね。

 
 
 にょきにょきはそのうちインターネット対戦機能が付いたバージョンが出るらしいことが言われていますので(パッケージ版と言っていたかは、実は覚えてないけど)、それに向けて今のうちからにょきにょきを遊べるようになっておくのも良いかもしれませんね。
 結構楽しいです。

(追記)
 公式サイトのこのページでにょきにょきの攻撃力の計算式が公開されました。
 これを参考にすればどう積めば高い攻撃力を出せるのかが分かるでしょう。

 まとめるなら
・茎数を増やす
・端っこを高く積む
・高く積んだところから発火
 という3つの要素を守ればある程度上手に攻撃できるということですね。
 これらはある程度感覚でもわかるので、初心者でも取っつきやすいというのは分かる気がします。
 ただ、状況判断とかはやっぱり上級者の方が強くて、対等にはならないのですけど(当たり前だ)。
 ハンデ機能もちゃんとしてあるので、本当に触れたばかりの人以外ならいろんな人と楽しめると思います。

 
 あと、この記事を書いてから分かったテクニック2つ目。
 プレイしていけば分かると思いますが、このゲームは先にお邪魔にょきを降らせられたら一気に状況が悪くなります。
 そのため、基本は「速攻」を意識して戦った方が勝ちやすいです。
 5個くらいの連茎でも、相手の行動を制限するには十分だと思います。そのため、早めにそれくらいの中程度の攻撃を仕掛けた方が後々の展開は楽になります。
 もちろん相手も攻撃し返してきますけど、その後は自分の状況判断と反射神経を信じるだけでしょう。

「速攻」を意識しだしてから、「ああ、このゲームって確かに格闘パズルって感じだなぁ」と思えるようになりました。本当に殴り合っているような試合展開に、結構ワクワクできます。
 テクニックとか見つけたら、またそのうち追記するかもしれません。

(追記2)
 テクニックとかじゃないけど、続編(パッケージ版)は来年の11月くらいに予定されているようです。
 意外と長いですねぇ。
 てっきりこの「にょきにょき旅立ち編」である程度パッケージ版の売り上げを想像できるようにした上で、まだ話題性があるうちにインターネット対戦ありの5千円くらいのパッケージ版を出すんじゃないかと思っていました。

 今なら私、たぶん買っちゃいますし。


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