新ウルトラビースト(以下UB)のBURSTとLAYについて今回は考察していきます。
レート対戦で使えるかどうか……と言う点に注目して基本は考えるので、ストーリーとかについては全く触れません。
追記
新情報が公開され、burstとlayのタイプが明らかになりました!
なるほど、岩鋼タイプ、ですか・・・。面接は以上です・・・。お気をつけてお帰り下さい。
— ざわ (@zalwa13) 2017年10月5日
これすごいツボ。
スポンサードリンク
目次
基本の予想
まずは予想の根拠として何を考えていくか……ということについて説明します。
私がBURSTとLAYの種族値、タイプなどを予想する上で大事にするのは以下の点です。
- UB共通の特徴
- 見た目、色
- 名前
- これまでの流れ
- 使う技
UB共通の特徴
UB共通の特徴というのは、種族値が合計570。
各種族値が素数の値。
特性がビーストブースト。
以上の3点です。
マイナーチェンジ版の新UBだからと言って、あからさまにサンムーンのUBより強いポケモンを出してくるとは思えないので、とりあえずこれまでのUBと同じ特徴は持っているでしょう。
見た目、色
そしてポケモンのタイプを予想する上で、見た目というのは大事です。
UBの中ではウツロイドが「どく・いわタイプ」という見た目からは想像もできないような複合タイプを持っていたので、なんだかUBは見た目からタイプを予想できないような気がしてきますが、他のUBは結構ちゃんと見た目からタイプを連想できます。
テッカグヤは「はがね」っぽいですし、虫系は「むし」タイプ。
デンジュモクもわかりやすいですね。
見た目から予想するのも大切です。
名前
そして名前。
まあ名前というか、コードネームですね。
ポケモンの特徴からコードネームは付けられているはずですから、能力を予想する上でも役に立つかもしれません。
これまでの流れ
そしてこれまでの流れ。
これはこれまで登場したUBとの兼ね合いを考えるという意味です。
これまで登場したUBは共通でウツロイド、デンジュモク、アクジキング。
そこにサンではマッシブーンとカミツルギ。
ムーンではフェローチェとテッカグヤが加わります。
ここでそれぞれのUBのタイプを考えていきましょう。
共通についてはどく・いわ、でんき、あく・ドラゴンです。
そしてサンではむし・かくとう、くさ・はがね。
ムーンではむし・かくとう、はがね・ひこうが登場します。
ここで考えられるのが各パッケージで同じタイプのUBは登場していないという法則ですね。
サンムーンでの目玉ポケモンの一種としてUBは登場したので、やはりタイプがかぶっていると魅力が薄れてしまいますし、開発時点である程度タイプはばらけさせようと考えていたのでしょう。
BURSTもLAYもウルトラサンムーンでの目玉ポケモンですから、この法則に当てはまっている可能性は高いのではないでしょうか。
またマッシブーンとフェローチェ、カミツルギとテッカグヤはそれぞれ対になっているわけですが、対となるポケモンは「タイプが共通している」「すばやさが片方速ければ、片方遅い」という特徴を持っていますね。
もちろん例が少ないのでこの2つが意図されたものなのかはわかりません。
特にタイプが共通……というのは、BURSTとLAYの見た目からすると当てはまらなさそうです。
が、こういう点も考慮に入れたいですね。
使う技
ポケモンが初登場動画で使っていた技というのは、ポケモンの特徴を表していることが多いです。
動画でもきちんと技を使っていたので、そこも大事そうです。
UB:BUSRTの予想
(ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン [Nintendo Direct 2017.9.14]より引用)
BURSTは青、赤、白のトリコロールカラーが特徴のポケモンですね。
また動きがしなやかで、デンジュモクに近いイメージを受けます。
LAYがドッシリした鈍足ポケモンっぽいのを見ると、BURSTは「片方が鈍足なら片方が高速」という対になるポケモンの特徴が当てはまり、高速ポケモンになるかもしれませんね。
タイプはなんでしょう。
ネクロズマのエスパータイプも除くとすると、まだUBで登場していないのはノーマル・ほのお・みず・こおり・じめん・ゴースト・フェアリーの7タイプがあります。
ただしノーマルタイプのUBっていうのは、登場する気はしませんね。
UBは特殊なポケモンなのに、ノーマルって言うのは変な感じですし。
色からは赤、青ということでほのお・みず・こおりあたりが候補ではないでしょうか。
また使っている技ですが、たぶん新技ですよね?
そして技自体のSEじゃなければ、メタグロス相手に効果抜群のSEが鳴っています。
メタグロスにはほのお・じめん・ゴースト・あくの4種類が効果抜群ですが、BURSTという名前が爆発を表すこともあり、あの技のタイプはほのおタイプであり、BURST自身がほのおタイプを持っている可能性は高いのではないでしょうか。
そしてUBはネクロズマ以外複合タイプ持ちですから、あと一つは色的にみずタイプなのではないか……とも予想しておきます。
ほのお・みずタイプ持ちは非常に珍しいため、これが的中しているかはちょっと不安ですけどね。
というわけで私の予想は、ほのお・みずタイプの高速アタッカー
というものです。
レート対戦での考察
上の予想を前提として、対戦でどういう役割を持つのか考えます。
まずこれまでレートで使えるほのお・みずタイプは存在しませんでした。
その上でUBは合計種族値570と、一定以上の強さを持っていることが保証しているため、構築しようとしているパーティによっては十分採用を検討できるポケモンになるのではないでしょうか。
また私は高速アタッカーと予想したわけですが、ほのおとみずは、どちらも通常レートではかなり通りの良い技タイプです。(伝説込みだと途端に通りにくくなるが)
そのため火力の高い技を覚えるなら、有用なアタッカーとして活躍できそうですね。
……ただ、見た目的にほのおタイプだとしても大文字やフレアドライブを覚えるようには見えません。
専用技の威力もちょっと地味な技のエフェクトもあって、そこまで高いようには……見えない。
だからいくら種族値が高くても、カミツルギのように「技威力が高ければもっとなぁ」という状況に陥る可能性は低くないでしょう。
そして最近はガブリアスも少し減ってきたとは言え、やはりほのおタイプのアタッカーと言えばガブリアスよりすばやさが低いとどうしても縛られがちになってしまいます。
すばやさが102より上か下かで戦いやすさもずいぶん変わるでしょう。
結局覚える技の予想が付きにくいので、やっぱりそこが分かって初めて期待できそうです。
ただしすばやさ種族値が102より上だった場合、あまり強力な技を覚えなくてもZ技+ビーストブースト+通りの良い技タイプで全抜きを狙えるポケモンになりそうですね。
実際カミツルギは技タイプ・威力がイマイチでも強ポケの一角なんで、あそこまでの種族値がなくともタイプ的に優秀なポケモンになりそう。
(まあ、そのタイプ予想をスカッと外した場合全くトンチンカンな予想に過ぎないのですが)
ほのお・ゴーストを受けての考察
残念ながらほのお・みずではなくほのお・ゴーストタイプだったようです。
シャンデラと同じで、攻撃を受けられにくい複合タイプですね。
実際の所、技はどうかというと……。
『ポケモン ウルトラサン』に登場する、"UB:BURST"の得意技「ビックリヘッド」は、自分の頭を爆発させて攻撃するほのおタイプの技。自分のHPを最大2分の1減らしてしまうが、威力は絶大だ! pic.twitter.com/cvGb3elhMP
— ポケモン公式ツイッター (@Pokemon_cojp) 2017年10月5日
おそらく「自然の怒りを食らったとき」と同じような処理をした後、高威力の炎技を繰り出すというものだと思われます。
反動が大きいため、フレアドライブよりも威力の高い技になっている可能性もありますね。
……技モーション見た時は全然高火力技に見えませんでしたけど、ビックリしました。技を受けるメタグロスも「まさかこんなしょぼいモーションの高火力技があるはずない」と高をくくっていたら予想以上の火力が飛んできてまさにビックリヘッド状態でしょうね。
つまりは高火力の炎技、通りの良いゴースト技を持つ、まさにシャンデラ的なポケモンになることが想像できます。
ほのお・みずとは違いましたがアタッカー向きポケモンという予想には変わりないようなので、続けて考えていきます。
軽く、
・ビックリヘッドが物理か特殊か
・シャンデラ、ガラガラとの差別点
について考えてみようと思います。
まずビックリヘッドが物理か特殊か……ですが、反動技には物理技が多いので物理の可能性が高いと思います。
サンに登場するウルトラビーストはマッシブーンやカミツルギのように物理寄りのポケモンが多かったので、BURSTも物理型ポケモンである可能性が高そうですね。……まあ、「ウルトラビーストに同じタイプは登場していない」という法則が間違いだったので、サンムーンからの流れで考えるのは予想的中率が悪そうですけどね。
見た目的にそこまで特殊種族値が低そうには見えませんし、両刀型になる可能性も考えられます。
同じタイプを持つポケモンにはシャンデラとアローラガラガラがいます。
物理型と予想しているので、基本はシャンデラと差別化する必要はなさそうです。
もしもBURSTが特殊型だった場合、シャンデラが高いとくこう種族値、優秀な特性を持っているため、どちらを利用するかはきちんと考えなくてはいけないでしょう。すばやさ種族値が速ければスカーフなしの高速アタッカーとして、シャンデラと同じようなすばやさならビーストブーストを利用した終盤のスカーフ全抜き要因として活躍できそうです。
ガラガラとは恐らくすばやさ種族値によって差別化ができるでしょう。
さすがにBURSTが遅いイメージはありませんからね。
ほのお・ゴーストはアタッカーが多い複合タイプですが、特殊型としてしか活躍できないアタッカーでない場合は差別化の必要なくそれぞれのポケモンをパーティに採用して行けそうです。
個人的には物理の高速アタッカーがいいなー。
UB:LAYの予想
(ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン [Nintendo Direct 2017.9.14]より引用)
可愛い! ……って言い出す人絶対いるよね。
まあ結構可愛いと思う。
で、見た目なんですけど完全に鉱物系ポケモンですね。
いわタイプの可能性もありますが……ウツロイドがいわタイプとして登場していることを考えると、個人的には地面タイプが第一タイプとして有力だと思います。
見た目レンガっぽいですよね。
レンガと言えば土、粘土です。よっていわタイプというよりはじめんタイプっぽいな、と。
そして見た目から更に、鈍足ポケモンであろうことが推測できます。
この見た目で高速ポケモンはさすがにないでしょうね。
そして使っている技ですが、鉄壁です。
えぇ、鉄壁かぁ……。
いや、いいんですけど……鉄壁ってはがねタイプの技ですよね……。
もうはがねタイプはテッカグヤもカミツルギも持ってるじゃないですか!!
ってことで、ちょっと「UBはパッケージ事に全部違うタイプを持っている」という予想は当てはまらないかもしれませんね。
となると、いわタイプを持っている可能性も十分考えられるわけで……。
まあレンガっぽい見た目と使っている技からすると第一候補はじめん・はがねタイプかと思います。
ただし「UBは違うタイプを持つ」という予想を適応すれば、いくつもの目を持っているという見た目からじめん・ゴーストタイプも十分高い可能性として考えられそうですね。
そして種族値はおそらく防御が高いのでしょうね。
初登場の動画で鉄壁を使っているというのは、やはり防御面が強いというイメージを出したかったからかと。
レート対戦での考察
鈍足の受け重視ポケモンはタイプによってだいぶ評価が変わります。
例えばいわ・じめんポケモンの場合は4倍弱点がくさ・みずと2種類もあって、サブウェポンでの突破がしやすくなってしまいます。
というか、そうでなくてもいわタイプっていうのはこおりタイプと並んで弱点がメジャーで受けポケモンとしては持ちたくないタイプなんですよね。
だからできればいわタイプはない方が嬉しいと思ってしまいます。
予想一つ目のじめん・はがねであればハガネールと同じタイプになります。
ハガネールは防御種族値200というめちゃくちゃな物理耐久を誇りますが、攻撃種族値が85と物足りなく、そこがネックなポケモンなんですよね。
弱点はほのお・みず・かくとう・じめんの4つ。メジャーな攻撃タイプとはいえ、数は4つと少ないです。
耐性は優秀で、でんき・どくを無効。
ノーマル・ひこう・エスパー・むし・ドラゴン・はがね・フェアリーを半減で、いわを4分の1で受けられます。
弱点はサブウェポンとして多くのポケモンが持っているタイプとはいえ、4倍弱点がなく耐性・無効の種類も多いのは魅力的ですね。
このタイプで高耐久の場合、地面無効・フェアリー半減という特徴から対カプコケコ・対ミミッキュ性能が7.5世代では活躍が見込めるかもしれません。
まあハガネールでもいいんですけど、ハガネールの合計種族値が510、UBが570なのを考えると鈍足高耐久という点が一致していればLAYの方が使いやすいポケモンになりそうです。(あと、友達いなくてもいい)
シングルバトルなら、物理火力が高ければ地震くらい覚えるでしょうしある程度の火力は保証されるんですけどね。
どうだか。
特殊型の場合はタイプ的に威力の高い特殊技がないため、種族値によっては火力にはあまり期待できないかもしれません。
ハガネールの役割を食い気味かもしれませんが、このタイプの場合は攻撃寄りの種族値になって欲しいですね。
予想二つ目のじめん・ゴーストタイプの場合。
まあ一応、予想としてはこっちが本命なんですけどね。シロデスナが登場したばっかりだったり、鉄壁をイメージ映像に使ってきた点から、当たる確率がだいぶ下がってはいますが……。
こちらの場合も、同じタイプにシロデスナという物理耐久に秀でたポケモンがいます。
弱点はみず・くさ・こおり・ゴースト・あく。
ノーマル・かくとう・でんきの3タイプを無効化し、むし・いわを半減、どくが4分の1です。
弱点はミミッキュというメジャーポケモンはいますが、まあだいたい特殊寄りなので、物理受けとしてまあいけるな……といった感じ。
無効化タイプが多いのは優秀です。
ただし火力に関しては物理寄りの場合は地震がありますが、物理特殊ともに技威力の関係から低めになりそうです。
どちらにせよ、ちょっと地味なポケモンに落ち着きそうな気がするんですよね。
まあテッカグヤやナットレイくらい優秀なタイプ・技でない鈍足ポケモンというのはなかなか玄人好みですし、そういうポケモンが1世代に何体もポンポン出てくるかなぁ、どうかなぁ。って思うんですよね。
なお、いわタイプの場合はいわ・じめんはちょっと弱点が多いかな。
ドサイドンはハードロック、ゴローニャは頑丈で行動がある程度保証されるけど、特性がビーストブーストで固定されるUBの場合はちょっとこのタイプだと既存ポケモンに見劣りしそう。
いわ・はがねもはがねがあるとは言え、かくとうもじめんも4倍は厳しい。
いわ・ゴーストは今までなかったタイプ。
この場合は弱点がみず・くさ・じめん・はがね・ゴースト・あくの6種類。
ノーマル・かくとうが無効、ほのお・ひこう・むしが半減で、どくを4分の1です。
まあこの場合もあんまり強くはないですよね。
現状シングルバトルの使用率トップ30の中にはバンギラス以外のいわタイプはいません。
バンギラスはすなおこしという強特性に、600族という素の能力の高さが強さの基本なわけです。
LAYがいわタイプ持ちの場合はちょっと環境的にキツいでしょう。
(っていうかウツロイドトップ30にもういないのか……。まあ、はがねで簡単に止まるからね)
最終的に私の予想はじめん・ゴーストもしくはじめん・はがねなので、種族値によっては環境入りも考えられるでしょうが……基本は地味な立ち位置に納まる気がします。
いわ・はがねを受けての考察
あ”あ”あ”あ”あ”!
いわ……、いわ・はがね…………。
地面、格闘が4倍の鈍足ポケモン……。
ま、まだ鈍足と決まったわけじゃないんですけどね。限りなく見た目的にどう考えても速く動けるタイプには見えないってだけで。
というのはさておいて、はい。
地面、格闘が4倍。特にシングルで最メジャーなじしんを4倍で食らうというのが厳しくはありますが、他のいわ・はがねと同様耐久は高そうですね。
別に苦手な相手はどんなポケモンにも存在するので構わないわけですが、サブで持っている地震によってタイプ的に有利な相手にも突破されやすいのはこのタイプ共通の弱点ですよね。
ボスゴドラとかトリデプスとか、鈍足かつ回復手段に乏しいですから、何だかんだ役割を果たしたポケモンの地震とかで削られて他のポケモンにとどめを刺されるとかありますし、LAYがどうなるのか……。
物理防御が高そうな見た目なので、環境トップのミミッキュには強そうですね。
のろいミミッキュは知らない。2割はいるけど……。
おわりに
私は毎回2つのパッケージのうち最初に名前が挙がる方(ルビーサファイアのルビー、サンムーンのサン)をずっと買い続けているので、今回もウルトラサンを買うつもりですが……UBだけで選ぶにしても、個人的にはBURSTの方が気になります。
もちろん予想を外していた場合は、ムーンの方が魅力的に映るかもしれませんが、そのときはそのときで。
ウルトラサンムーンでは環境に変化が加わりますが、そのうちの一つが新UBなので、ぜひ環境を変えるだけの強さを持つポケモンでいてほしいものですね。
これで新ウルトラビーストは全てなのか、なども気になりますが、そこはあと1ヶ月半後に全て分かることですから、楽しみに待ちたいと思います。
(追記 新たなUBとしてSTICKYが公開されましたね。どくタイプですか。単タイプのUBは初めてです。見た目はそんなに種族値高そうには見えないのですが、このポケモンも合計種族値570の強いポケモンなんでしょうか? 気になるところです。)
それでは。