「よゐこのインディーでお宝探し生活」を視聴して、面白そうだし気楽に遊べそうだなぁと思って購入してみました。
ゲーム内に文字は存在せず、全ての謎解きのヒントとストーリー展開は絵とアニメーションだけで表現されている面白いゲームです。
そのため大量の絵がゲーム内で使われていて、非常に贅沢なゲームでしたね。
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目次
簡単な内容紹介
文字で紹介するとなかなか想像が付かないので、動画を紹介します。
4つの枠と、その枠内の絵に対してズームイン・アウトしたり、背景と手前の絵を分離させたり、2つの絵を重ねたりして物語を進行していくゲームになります。
使われている絵はどれも手描きで、使い回しのない1点物のパズルゲームとなっています。
感想
直感で解いていくのが気持ちいい
このゲームはズームできる場所、絵を分離できる場所を一通り確認した後に、絵同士を重ねたり繋げて謎を解いていきます。
「1+1は2だからここの答えは2だな!」などという絶対的なルールは存在せず、「これとこれを重ねたら何かが起きそうだな」とか「こことここを繋げれば新たな道ができそうだな」という直感を駆使して先へ進みます。
最初は重ねられるものが限られているため「何か起きそうだな」と思った2つの絵を重ねれば先に進めるんですが、後半になってくると2,3個の重ねる選択肢+αが必要になってくるので、「この絵を重ねたらこういう状態になるから、さらにこっちの絵を使って……」と絵を重ねたときに何が起こるのかを推測して解いていく必要が出てきます。
予想通りにことが進むと、非常に気持ちいいですね。
しかも先ほど全て手描きの絵を使ったパズルと言いましたが、そのため使い回しの謎は存在せず、りんご5色分それぞれのチャプターでは全く違った謎解きが楽しめます。
ステージ数が100とかあるパズルゲームでは大抵途中で似たような謎が多く出てきて中だるみしたりするものですが、ゴロゴアでは全くそんなことありませんでした。
ストーリーは分かりにくい
このゲームは謎を解いてストーリーを進行させていきますが、文字のないゲーム性ゆえに正直内容は良く分かりません。
あくまでパズルゲームの、「これをこうすれば1面クリア!」というお約束を破って「ここをこうしたら、こんな風に物語が進んでいくから成功!」っていうご褒美感をもたらす演出的な役割なのかなぁって私は思っています。
ひたすらパズルを解くだけのストイックなゲームと比較して、パズルのクリアに対するモチベーションが保ちやすいのが本作の魅力ですね。
クリアまでが短い
先ほど1点物のパズルゲームという表現を使いましたが、それ故にボリュームはかなり少ないです。
プレイ時間でいうと、私の場合は(クリア後のオマケ要素を確認したりというウダウダも合わせて)1時間15分で終わってしまいました。
クリアまでの時間は正味1時間と言ったところでしょう。
とはいえ私の場合はだいたいの要素を確認したらほとんど詰まることなく謎解きできたのでやや速かったのもあり、よゐこの二人のようにプレイしていたらもう少しプレイ時間は長くなると思います。
それでも2時間はかからない……かな?(濱口さんは知らない)
まあネタバレになるかもしれませんが、5つ分のりんごを集めてあと少しプレイすると終了です。
ストーリーはよく分からないしプレイ時間が1時間と言った時点で推測できそうなことなので重要なネタバレじゃないと判断したのと、それ以上に買うならボリュームは少ないことを理解した上で購入するべきだということを伝える方が重要だと判断してネタバレしました。
おわりに
プレイ時間1時間で1500円という値段設定はちょっと強気です。
ただ、よゐこの動画を見て興味を持った方にはぜひ遊んでもらいたい。
それだけの価値はあるゲームだと思いました。
そもそも使い回しのできない絵を大量に使ってるんですから、値段が高くなるのは仕方ないことなんですよね。
労力を考えたら1500円でも安いくらいです。
でもゲームでも絵でも、それが買い手の感性に合わなければその価値はガクンと下がってしまいます。
だからこそ、ぱっと見の印象に惹かれた人には遊んで欲しいですね。
特にストーリーとパズルが連動している点など、パズルゲーム入門者にオススメな要素が詰まっていますので、「パズルゲームだから」という点だけで見送るには勿体ない作品です。。
パズル好きでも普段パズルゲームには触れない人でも直感さえあれば解ける、贅沢なパズルゲーム。
それがゴロゴア。
面白い1作だと思いました。
それでは。
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