目次
27巻までの内容
前回感想を書いたのが22巻だったので、ちょいと間が空きましたね。
あれから影山がユース合宿に行ったり、日向も状況を見て考える力を身につけたりと、各メンバーの実力がドンドン増していきました。
そして伊達工との練習試合を経てチームとしての結束、レベルが上がったところでいよいよ春高の第一戦が始まったのです。
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27巻:まるまる1試合詰まった、まとまりのある巻
26巻の終盤から試合が始まっていましたが、27巻は春高第一戦のVS椿原戦のほとんどが収録された収まりの良い1巻でした。コミックスを追っている勢としては、切りよく1巻でまとまりが付いている方が最後まで駆け足で楽しめるため嬉しかったですね。
ハイキューの試合は毎度のことですが、見ていてとても面白いです。
相手の戦略を対策して打ち破る様だったり、日向の予想外の動きだったり、あとはそもそも絵の躍動感が見ていて気持ちよかったり、とにかく飽きませんね。
その上で椿原戦の注目点は春高のコートとの戦いと3年生の活躍だと思いました。
26巻の段階で、いつもと違う春高のコートに烏野が苦戦していることは描かれていましたが、影山のチューニングが完了するまでは特に高さやら距離が「合わない」シーンが目立ちましたね。
そして中盤以降には強烈な天井サーブが初登場。
コートの大きさや眩しい照明と相まって烏野を苦しめましたね。26巻のアップ時点で照明が眩しいことに触れられていたのはこれの伏線だったのか……。
でもサーブが強力だと、その分西谷のカッコよさが増して見えますね。さすがノヤッさん。
そして澤村のフォローやエース東峰の活躍はこの試合でも安定して発揮されていました。
終盤では菅原も参戦し、影山も合わせるのに苦労した春高のコートで、綺麗なトスを上げるシーンなどが印象的でした。菅原の基本である、丁寧で安定したプレイが映えますね。
菅原がコートに入る時、影山とは違って「とうとう春高に来た」と心の内に考えているシーンもなかなかに記憶に残りますね。
本当に3年生組にとっては最後のチャンスでしたから、感慨深いものがあることでしょう。
1年の時から全国の舞台で戦うことを夢見て、準備してきたからこそのプレイが実を結ぶ瞬間は本当に熱い展開でした。
28巻:ライバルとの対面と、強豪との戦い
27巻の最後の最後で試合が終わったので、この巻の中盤までは試合後のあれこれが描かれていました。
特に日向が低身長のユースである星海と出会うシーンは印象的ですね。
星海の試合の様子も描かれましたが、日向と違ってサーブもブロックも高いレベルでこなす星海は、日向の目指す「小さな巨人」的なあり方の体現です。
日向は星海のプレイを見て嬉しそうに笑っていましたが、直接の対決が今から楽しみですね。
そして田中の恋愛事情にまつわる描写がなんか色々あって(叶歌さんは可愛い)、ついに烏野の第二回戦が始まります。
二回戦の相手は全国二位の稲荷崎高校。
ウシワカほど因縁のある相手はいませんが、実はこれまで戦ってきた中で一番強い相手です。
……です、が、初っ端からトスされた球を打ち忘れるという日向のあり得ないミスが起こったりとちょっぴり気の抜けた始まりでした。
星海のプレイを近くで見て感じるところがあったんでしょうが、アタックを忘れるとか、本当に日向のプレイは春高に出場する選手とは思えないですね。本当に色々な意味で奇想天外、面白いです。
稲荷崎の武器は最強の双子セッターと強烈なエース、そして統率の取れた応援団です。
次巻以降ではこの3つの武器に対して烏野がどう対抗していくのかが楽しみなところ。
特に相手応援団の妨害で烏野はサーブ等の調子を乱されたままですから、ここを早くどうにかしてセッターとエースの対策に集中して欲しいものです。
28巻の最後には、中盤にて監督が電話していた相手であろう田中姉を筆頭とした烏野応援団メンバーが登場してきました。
少人数の烏野応援団で、果たして稲荷崎の応援に対抗できるのかどうか、29巻が楽しみですね。
それでは。