(2016年11月18日 追記)
現在、この記事で挙げているゴールドポイントでもらえる特にお得なギフトに関しては、すでに交換できなくなっています。
現在お得なのは2017年1月まで交換できるガンヴォルトのギフトくらいだと、私の価値観ではそう思っています。
マイニンテンドーに再びお得なギフトが登場するのは任天堂の新型ゲーム機、ニンテンドースイッチが発売されてからになるのではないかと予想しています。
ただ、この記事の考え方自体はかつての自分が考えて書き留めたものであり、それが変わることはありません。
具体的なギフトの内容に関してだけは、「昔はこういうギフトがあったんだ」ぐらいに思っていてください。
(追記終わり)
任天堂は以前はクラブニンテンドーというサービスを行っていましたが、パッケージにシリアルコードを封入するやり方を変え、新たにマイニンテンドーというサービスを開始しました。
マイニンテンドー
このサービスではプラチナ(miitomo)ポイントとゴールドポイントの2種類のポイントを使って特典を受けることが出来ます。
プラチナはmiitomoを遊んだり、eショップにアクセスすることでたまり、ゴールドはダウンロードソフトを買うことでたまっていきます。
調べてもあまり情報をまとめているところが見つからなかったため、ここからはマイニンテンドーのサービスについて私なりにまとめ、考察していきます。
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まず現状の疑問をいくつかあげてみたいと思います。
- 具体的な割引額はいくらか
- 店舗での購入やAmazonでの購入とどちらがお得か
- ギフトの内容は追加されないのか
- ポイントはどう溜めればよいか
これに一つずつ答えを出していこうと思います。
お得かどうかと言うことに重点を置いて調べるので、ゴールドポイントについてが中心になってきます。また、今回のデータはあくまで2016年五月現在のもので、今後大きく内容が変化する場合もあります。
追記
実際に多くの割引率の高いギフトが、2016年10月時点では存在しなくなっています。
今後有益なギフトが出るとしたら、それはニンテンドースイッチが発売されてからになることでしょう。
目次
割引額
スーパーなどで商品が25%引きなんてされていると、ついつい嬉しくて手を伸ばしてしまうことってありますよね。でも元々の値段をよく知らないと、割引された後であっても他の店舗で買うより高く付いてしまったりします。
その他に、ポイントカードというものは一見ポイント3倍の日にはとてもお買い得になったように思われますが、実際にはポイントカードがなくてもお店で売っている商品そのものの値段が安い店の方がお得に買い物をすることが出来ます。
そんなわけで、いくらマイニンテンドーのギフトに40%引きや50%引きという景気のいい数字が並んでいても、そのサービスを受けるのに必要なゴールドポイントの量などを知らなければ本当にお得かどうかは判断できないのです。(まあ、「全てのゲームを定価でダウンロード購入してきたよ」という人がいればこれまでよりお得になるのは間違いありませんが、実際にはそういった人は少ないでしょう)
マイニンテンドーのギフトには何種類か分類があって、
- プラチナポイントと景品を交換
- プラチナポイントをゲームの割引に使用
- プラチナポイントをゲームの引き替えに使用
- ゴールドポイントをゲームの割引に使用
- ゴールドポイントをゲームの引き替えに使用
というサービスが受けられます。
基本的にプラチナポイントはお金をかけずに入手できるので、1と3は非常にお得なサービスとなっています。2は大抵が商品の20%引きされますが、必要なポイント数も多く、また最新のゲームが対象になることもなさそうですから、素直にマイニンテンドーオリジナルのギフトと交換することを目的にプラチナポイントは使った方が良さそうです。
特に現在は3の商品に「さわるメイドインワリオ」という候補もあります。普通に遊べるソフトがポイントを溜めればただでもらえるというのは、非常にお得と言って間違いないでしょう。なお、プラチナポイントのため方については後ほど言及します。
ではやはり4,5についてが問題になってくるところでしょう。
ということで地道に全てのデータを計算し、それぞれのギフトについて1ゴールドポイントあたりいくらの価値を持つのかを調べていきます。これが高いほど、ゴールドポイントを効率よく使えるということになるのを理解しましょう。
なお、まとめるにあたってゴールドポイントをGPと表記します。
ゼルダの伝説ムジュラの仮面3D40%割引 必要GP130 1GP=15.6円
ファミコンリミックスベストチョイス40%割引 必要GP105 1GP=15.2円
マリオ&ドンキーコングミニミニカーニバル50%割引 必要GP50 1GP=12.3円
NewスーパーマリオブラザーズU40%割引 必要GP160 1GP=15.4円
METROID Other M50%割引 必要GP90 1GP=15円
スーパーマリオギャラクシー50%割引 必要GP90 1GP=15円
NewスーパールイージU引き替え 必要GP240 1GP=9円
ピクミン3追加コンテンツ引き替え 必要GP30 1GP=6.3円
スーパーマリオランド2引き替え 必要GP50 1GP=8.2円
スーパーマリオ64引き替え 必要GP120 1GP=8.6円
ドンキーコングリターンズ引き替え 必要GP320 1GP=8.4円
メトロイドフージョン引き替え 必要GP85 1GP=8.3円
スーパーパンチアウト!!引き替え 必要GP100 1GP=8.2円
という結果になりました。太字で示したものが利用効率のよいギフトですね。
例を挙げましょう(例1)。
先月私は星のカービィロボボプラネットのダウンロード版を購入しましたが、そのときにもらえたゴールドポイントは60です。もしこれをいつかムジュラの仮面を買うために使うとしたら、そのときはカービィを936円引きで購入したのと同じようなことになります。逆にこのポイントをピクミン3の追加コンテンツの引き替えに使えば(必要ポイントは30だが、50使うと想定する)、カービィを378円引きで購入したのと同じことになります。
ここで、ゼルダの伝説とピクミンの追加コンテンツの両方が欲しいと思っている人は、ピクミンの方をお金で買って、ゼルダをポイントで割り引き購入するのがお得だということになります。
ですがここで一つ問題なのは、割引対象のゲームが限られていることです。たとえば比較的新しいゲーム、もしくは非常に人気なゲームであればマイニンテンドーの割引を使う意味が出てきますが、先ほどのゼルダの伝説はAmazonによると中古であれば3000円以下で手に入れることが出来てしまいます。40%引きというのは定価からの割引ですので、ゴールドポイントを使うよりも中古で買う方が安くなってしまいます。
ダウンロード版とパッケージ版の違いはありますが、ただただ安く遊びたいなら中古品を買うのが一番という結論になるでしょう(というか、中古品が新品より高ければ誰も買ってくれない)。ダウンロード版はソフトの故障や紛失の心配がなかったり、ロード時間に差が出たりしますので十分に差別化は出来ますが、多く買っていくと容量が足りなくなってくるのもさらなる費用につながってしまいますよね。
まあ容量に関してはダウンロード版の宿命とあきらめますが、私はマリオギャラクシーとメトロイドアザーMをおすすめします。この二つは完成度が高く、またWiiソフトでありながらWiiメニューを起動せずにWiiUから直接起動できるという独自のメリットを持ち、さらに割引を使えば値段も中古とほとんど変わらない程度で買うことが出来ます。それにポイントの利用効率も高いですからね。
ついでに、マイニンテンドーでは割引される前の値段でポイントが付与されるため、50%引きで購入した場合も30ポイントをもらうことができます。税込み価格を参照にしている点といい、ややユーザーにとっては得した気分になれますね(それをふまえてシステムを作っているのは知っているが)。
まあ中古との兼ね合いもあって、ゴールドポイントはバーチャルコンソールの引き替えに使うことも少なくないかもしれません。そうするとカービィの割引はだいたい500円前後になりますね。
では今の流れを踏まえて、次に進みましょう。
他の割引との比較、関連
マイニンテンドー以外の割引方法として、先ほどの中古売買がありました。
けれども店舗で買うときは新品でも定価よりはそこそこ安くなるものです。そのとき、大抵はパッケージ版の方が安く売られていますね。
ですがゲーム屋に行くとダウンロード版も定価よりやや安く売られている場合があります。
ここで大事なのは、マイニンテンドーはダウンロード版を購入することがポイント付与の条件であって、どこで買っても問題ないということです。もちろんeショップやホームページからだけでなく、Amazonや店舗でダウンロード番号を購入し、eショップで引き替えてもポイントを得ることができます。
というわけで、新作ゲームを買うならお店に行きましょう。
店舗での割引とマイニンテンドーの割引を合わせれば、店舗でパッケージ版を買うよりもお得にダウンロード版を手に入れることができるかもしれません。
そしてAmazonではバーチャルコンソールなどのダウンロード番号がだいたい10%引きで売られています(Amazonで買えないものもある)。これにはクレジットカードの登録が必要なので子供向けの方法とは言えませんが、これと組み合わせればeショップのソフトもだいぶ安く買うことができます。
例を挙げましょう(例2)
スーパーマリオブラザーズはeショップで514円で売られています。これはゴールドポイントがもらえる最低金額の500円を超しています。
Amazonでこのダウンロード番号を購入すると463円で購入することができます。このときマリオギャラクシーを買いたくて、1GP=15円を想定していたとします。すると10ポイントですから150円分ですね。すると313円で購入したのと同じようなものです。Amazonとマイニンテンドーの併用で約4割引になるわけです。
このように、以前までよりもずっとお得に買うことでできるようになったと言えるでしょう。
また、500円前後の商品をたくさん買うことでポイントの取得効率も上がります(3500円で500円のソフト7本で70ポイント。3500円のソフト1本で40ポイント)ので、これを機に低価格のゲームに触れてみるのも面白いかもしれません。
ギフトの内容
さて、中古品の存在以外にもう一つマイニンテンドーには落とし穴があります。それはギフトの種類の問題です。現状では上の13種類のゲームしか割引対象には存在していません。相当のゲーマーなら持っているソフトばかりでゴールドポイントの使い道がないという事態に陥るかもしれませんし、そうでなくとも欲しいソフトがないことも多いでしょう。もちろん本来ならマイニンテンドーはクラブニンテンドーのように、あくまでゲーム普通に買ったあとのおまけとして考えるべきなので、「こんなゲームもあるんだ。じゃあ安く買っちゃおうかな」くらいの使い道が正しいのでしょうが、せっかくですから欲しいゲームを手に入れたいものです。
ちなみにギフトに制限期間があるのはご存じでしょうか。
たとえば先ほどのゼルダは7月1日までしか、ギフトの交換ができません。
ではこれを逆に読み換えてみましょう。すると、7月1日からは代わりに違うギフトが登場すると予想できます。マイニンテンドーの紹介画像では、スプラトゥーンのギフトもありそうな感じでしたし、もしかしたらいつかはスプラトゥーンのギフトも登場するかもしれません。
もちろん1ゴールドポイントあたりいくらの価値になるかは予想できませんが、パッケージソフトをゴールドポイントで割り引きする場合はかなりの高効率が期待できます(まあ、そういうわけでスプラトゥーンはプラチナポイントとの引き替えで出てくるんじゃないかとも思うんですが)。ですので現時点で欲しいソフトがない人は欲しいと思えるギフトが出るまで待つのもいいでしょう。ただその場合はポイントの有効期限に注意してください。取得から6ヶ月が経つと消失してしまいますからね。
ポイントの取得
最後は少し趣向を変えて、ポイントゲットの方法について書いてみます。とはいえそこまで特別なことは書きませんけど。
ゴールドポイントについては上に書いたように、500~1000円のソフトを買うことで多くポイントがたまります。また、普段500円のソフトがセールで半額になった場合も、10ポイント手にすることができます。(なお、私が確認した時点での話です。今後システムが変わる可能性もあり得ますので鵜呑みにはしないでください)
つまりそれはどういうことかというと。
マリオギャラクシーが欲しい人はセールで普段500円だが250円になっているソフトを買うと、一本あたり150円の割引になる。9本買うことができれば3600円でマリオギャラクシーと500円のソフト9本を手に入れることができるということです。
まあ、そんなセールなんてあるはず……いや、D3パブリッシャーのセールだと密室からの脱出が半額になることもありますね。ということで、みなさん、シンプルシリーズを買いましょう! と、某有名ブロガーの真似をしてしまいました(笑)。とはいえこれはお得を目指す上で非常に有効な手だと思いますけどね。
ただ、いらないものを買うのは結局は無駄になります。欲しいゲームソフトを買って、それで得たポイントで新たに安くゲームを手に入れるならいいですが、やらないゲームを買った上で新たにゲームを買っても、全然お得じゃないですからね。
また、プラチナポイントに関しては週一回のeショップとミーバースへのログインの60ポイントに加え、マイニンテンドーの貯金箱の前にいる自分のMiiをクリックすると週一で30ポイントもらえます。更にどのくらいの頻度かは確認し忘れましたが、マイニンテンドーページ下のブロックをクリックすることでなにかが起こるとか起こらないとか。まあ、自分のMiiの様子を見ていなければマイニンテンドーへのログインボーナスには気づきにくいでしょうね。
ほしい景品をきちんと手に入れられるように、プラチナポイントには余裕を持っておきたいですね。まあ、余裕だと思って持ち続けていたらいつの間にか期限が切れているなんてこともあり得そうですが。
さて、マイニンテンドーについては以上です。自分自身がマイニンテンドーの理解を深めるために書いた記事ではありますが、思った以上に書くのは大変でしたね。確認すべき情報量が多い……。
割引サービスなど、クラブニンテンドーとは多少趣が変わっていますので、そこのところと上手く付き合ってきたいですね。
それでは。
追記
サービス状況の変化について記事を書きました。
あまりよろしくない変化かと。