初心者なりにダッシュ火ブックの戦い方について考える。カルドセプトリボルトスタートダッシュver

 カルドセプトリボルトスタートダッシュverのネット対戦会、2回目が本日行われます。
 そのため再びCPUと戦って、初心者として苦戦した点をまとめていきます。
 基本的な事実を知らなかったり、見落としていたりして苦戦した部分も多いので、私のように脱初心者を達成できていない人は気をつけておくといいと思います。

強いと思ったカード

 まずネット上ではよく言われていることですが、カルドセプトは「自分の財産をいかに増やすか」というゲームです。相手を妨害し続けても、自分の資産はカードを使うコストなどで消費され、なかなか増えていきません。
 ……私はついさっき、侵略、侵略、侵略失敗とか、バトルばっかりを考えていたら全然増資のための手持ち魔力が溜まりませんでした。

 そういうわけで、あんまりにも魔力を消費するカードばかりでもいけないし、かつ自分の土地を守れるカードが強いというのはよく聞きます。というか、それはそう思います。でも私はそれを知りながらも、どのみち土地を奪われてしまうという……。

 その点を考えると、「ガスクラウド」はけっこう強力なカードだと思います。
 HPは30ですが、相手の攻撃を半減する能力を持つので、火の領地に置くメリットも高いです。(土地レベルが1上がるごとに、相手が自分を倒すために要求されるパワーは20ずつ上がる)。
 しかも今作ではマップ一周ごとにクリーチャーのHPが10回復に決まったので(前作は最大HPの割合で回復していた)、体力の低いクリーチャーほど回復率が高いです。

 攻撃面を考えると、「グラディエーター」が使いやすかったです。
 素のパワーが40あり、属性を持つクリーチャーに対し強打を持つため、アイテムを絡めた戦いでものすごい火力をたたき出します。
 無効化カードがないスタートダッシュverでは、高いダメージで高レベル領地を奪える可能性が出てくるため逆転の種となりそうです。
 まあ、スタートダッシュverではたぶんナイトが最高火力だとは思うのですが。ただし風のブックは使いにくい(私は前回、最後の最後に火ブックに変えたところ初勝利できた)ため、使うとしても水風ブックでだろうか。もっとも風ブックは初心者には使いにくかっただけかもしれない。

 しかし上二つのカードには弱点があります。
 CPUとの戦いではこの弱点を見逃していたため非常に苦戦しました。
 それは防具が使えないということ。また、グラディエーターは巻物も使えませんね。
 そのため適当なところに置いたガスクラウドは相手が攻撃アイテムを持ち出せばすぐにやられますし、グラディエーターで奪った土地はすぐに取り替えされます。
 これは防御アイテムに防具しか選択肢がないスタートダッシュverのダッシュ火ブックの致命的な弱点と言えます。
 グラディエーターで奪う土地は相手の高額領地か、火の領地だけにする。などのプレイングを心がけなければ無駄に魔力を消費することになりそうです。
 ガスクラウドもすぐに属性を合わせるなどの工夫が必要そうです。
 ここはプレイングの腕が試されると思うので、上級者にいきなり勝つのは難しいかもしれませんが、初心者を脱するためには気をつけなくてはいけないポイントかもしれません。
 ちなみに私はグラディエーターが巻物を使えないことを失念して相手のレベル5領地に飛び込み、一気に1000以上の魔力を失いました……

 さて、もう一つ強いと思うカードがありました。
キメラ」です。
 火の領地を持っていることが召還の条件となりますが、HPが50あり先制持ちなので、火ブックではガスクラウドに次いで防御の固いクリーチャーだと思います。
 さらに使用者の周回回数に応じて攻撃力が10ずつアップしていくので、いつの間にか強大なクリーチャーになっていて、相手の高額領地に移動侵略を仕掛けられるほどになることも考えられます。そうでなくとも侵略持ちの攻撃力が上がるのは、同時に防御力アップにもつながります。
 巻物は使えませんが、防具は使えるので上二つのカードよりも安定して土地を守れるかもしれません。

 あ、忘れてました。更に1枚強いカードがありました。
キングバラン」です。
 召喚に100Gかかるとはいえ、攻撃力が60、HPが50もあるのでいろいろな場面で役に立ちます。
 さらに防具も使えます。
 ……なんというか、あまりに使いやすいカードだったため紹介するのを忘れかけてました、本気で。序盤はお金の問題で使いにくいかもしれませんが、一度配置してしまえば属性の合わない土地でもそう易々とは落とされないものと思います。

 
 強いカードは以上かと思います。もしかしたら他のカードにも見所があるのかもしれませんが、ちょっと私には使いにくく感じました。
 スペルカード「グロースボディ」は対象クリーチャーのHPを10増量できるため、これもガスクラウドとシナジーしていますね。あとは定番のホーリーワードとか。

私の失敗談(資産の運用について)

 

 最後に、先ほどの戦いで学んだことを一つ紹介したいと思います。当たり前だとツッコまれるかもしれませんが、私と同じような初心者は気をつけて欲しいことです。(まあ巻物を使えなかった失敗も、十分ツッコミ対象でしょうが)

 私は2位でした。しかし先ほど言ったように敵のレベル5領地でお金をふんだくられてしまいます。
 そのためバトルは長引き、残り5ターンとなったところで4位。ほぼあきらめかけていました。
 しかし敵が私の唯一のレベル5領地の3マス前にいるではありませんか。そして私の手札にはホーリーワード3が。
 私はホーリーを使い、現金を3000近く手に入れました。
 しかし魔力達成には及びませんでした。その前まで結構な差をつけられていたからです。
 このとき私の持っていた土地は、火✕2(レベル5一つ)、風✕1、森✕1、とかそんな感じでした。
 大量に得た現金で私はもう一つの火の領地をレベル5にしました。これでかなり目標に近づきます。そして見事総魔力では1位となりました。
 そして手元にはまだもう一つの土地をレベル5にできるだけの魔力があります。
 残りターンで逆転されるのは嫌で、私は更にお金を増やすことにしました。
 いえ、増やそうとしたのです。風の土地をレベル5にすることで。
 ちなみに私のブックは火で、風のカードは入っていません。でも、残り数ターンでこの土地が奪われることはないだろうと思ってガスクラウドを配置したその土地をレベル5にしました。
 ですが、思ったよりも魔力は増えませんでした。私は首を捻りました。「あれ、土地のレベルを上げれば魔力は増えるもんじゃなかったのだっけ?」と。
 
 この時私が失念していたのは土地の連鎖というものについてです。
 いままで私は適当にプレイしてきたので、連鎖がどれだけの効果を及ぼすのかよくわかっていませんでした。クリーチャーの合わない土地をレベル5まで上げることなんてありませんでしたからね。
 連鎖について、私は一応の知識を持っていました。
 土地の価値とは、(土地の基本価値100)✕(土地レベルごとに設定された倍率)✕(連鎖ごとに設定された倍率)で決定するということを、私は知っていました。

 しかし適当な連鎖しかしてこなかった私はその恩恵の真実を上手く理解していませんでした。
 ここである例えを挙げます。
 ある店で5千円のゲームソフトが10%オフで売られていました。あなたは定価よりも500円分お得に買い物をしました。
 ある店で1億円の家が5%オフで売られていました。あなたは定価よりも500万円分お得に買い物をしました……! 
 500万円なんて、何年もかけて返済することのできる金額です。単純に稼ぐにしても年収500万円の人が1年かけてようやく稼げるんです。
 高い買い物をするときはわずかな割合の割引でも、大きな金額が動くんですね。

 この例えで何が言いたいのかというと、レベル5の土地の価値は連鎖数に大きく影響を受けるんだよ、ということ。
 これが私の失敗の理由となります。連鎖倍率が1のままでレベル5まで上げても、そこまでの総魔力の増加は見込めません。

 さらにお話を続けると、最終ターン、最後の一人の行動にて、その相手は私の風、レベル5、防具の使えないガスクラウドの領地に攻め込んできました。
 ちゅどーん!
 私は2位となり、最後の最後に大逆転を食らったのです。

 ここで私は、風の土地の属性を変化させるべきでした。そうすれば他のレベル5の土地の価値も跳ね上がり、かつ防衛もやりやすくなります。
 このように、連鎖のない土地をむやみにレベルアップさせることはむしろ自分にとってマイナスに働くことがわかりますね。

 目指せ、脱初心者。
 今日は何回か勝ちたいですね。


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