だいぶ遅れましたが、キャラットの7月号が発売されました。
今月も表紙はNEW GAMEです。そしてなぜか中国風。
右上の吹き出しまで全て漢字で書かれています。ここだけふりがな降ってないので一瞬わかりませんでしたが、「まんがタイムきららキャラット!!」とさけんでいるようですね。はい、わかりません。
そんな感じのハイテンションで今月も楽しい時間の始まりです。
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目次
まずは例のNEW GAME過去編についての告知がされました。
どうやら青葉はゲーム会社に就職するか、美大に進学するかで悩んでいたようですね。そのほかにも青葉の友人関係について、新たな一面なども発見できそうです。
NEW GAME
そんなNEW GAMEの第一話目はゆん兄弟とはじめの話。
みんなでヒーローショーをに見行きますが、そこで偶然はじめの高校時代の友人に出会います。ですがはじめは自分の職業を「デザイナー」といって、まあ下モーションデザイナーだから間違っていないのですが、微妙にごまかしてしまいます。
どうやらはじめは、高校時代はゲームが好きということを周囲に隠してきたみたいです。
そういう、過去の話。
そんなカミングアウトに対して、ゆんも結構な暴露を返します。
それは学生時代は友達も少なく、家でゲームばかりしていて、服装も野暮ったいものだったという過去のこと。
このとき、その頃の様子を表す写真として、丸めがねをかけたゆんの高校卒業写真が2コマぶち抜きでドーンと紹介されましたが、結構なインパクトがありました。
でもこれって、服装は必ず学生服だし、卒業式の看板の前で写真を撮るときに一人でいてもおかしくはないし、違うのは丸めがねと髪型だけなんですよね。
これぞ漫画の妙というか、それでもちゃんと野暮ったさが伝わってくるから不思議なものです。
それで東京に出てきてからイメチェンしたらしいですが、はじめに言わせれば納得できる部分もあったらしく「だからいつも気合いの入った服装だったんだ、慣れてないから」との返答です。
これは恥ずかしい。
いや、確かに初めて見たときから一人だけ服装が派手だなとは思ってましたが……。
ただ今回、天は誰の味方もいたしませんでした。
そう、実は高校時代から隠していたはじめのオタク趣味も、周りの人は気づいていて黙っていてくれたんです。
これも、本人の立場からしたら恥ずかしい……。けど、優しい友達でよかったですね。
そんな、はじめとゆんが更に仲を深めていく、ほっこりとした話。
もう一本はまじめなお仕事の話。
無名の青葉と、著名な八神さん。お仕事の関係上、キービジュアルは八神さんに書かせたいという話でした。
青葉は悔しげに「はい」と頷きますが、八神さんの激昂を受けて、最後に一つもの申します。
それは八神さんとキービジュアルをかけたコンペを行うこと。プロデューサーは反対しますが、葉月ディレクターはそれを受け入れます。ただし、完全なる出来レースになることはわかっていると念を押した上で。
そしてそれに青葉と八神さんも納得します。
確かに八神さんは業界でも有名人ですから、こういうことも起こるだろうとは思いますが、青葉もいつかは独り立ちをしなくてはいけません。
でも私は、それは今じゃない気もするのです。
青葉の本心はどうなんでしょう。
このコンペの提案は自分がメインになりたいからという見方もできますが、やっぱり八神さんを本気で描かせるための作戦のようにも思います。このままだと八神さんは微妙な気持ちのままキービジュアルに挑むことになってしまいますからね。
そんな感じで次回からのメインテーマはコンペ対決となります。
まあこのゲームは完全に青葉のタッチに合ったものですから、青葉もどうにか報われて欲しいものですがね。
キルミーベイベー
これは内容を語るまでもありませんね、よい意味で。
生け花バトルですが、ちゃんと花を生けてくださいな。と激しい突っ込みが飛んできそうです。
おちこぼれフルーツタルト
へもちゃんの微妙なコネにより、クリームあんみつの路上ライブを見学することになったフルーツタルトのメンバーたち。そこにはアシスタントとして、前回登場したファンの利根ちゃんが参加しています。
なんだかいろんな人を巻き込んでいますが、だいたい全部マネージャーのせい。
そんな穂歩マネージャーは利根ちゃんにまでスカウトの目を向けますが、彼女は今のところ純粋にファンであり続けるようです。
何というか、イノよりは純粋な気がしますね、どこがとは言いませんが。
ひだまりスケッチ
乃莉ちゃんが絵を掛けなくなっちゃった! 大変だ!
でも、あれ? 乃莉ちゃんっていつもパソコンばっかりで絵を描いてるイメージが、あんまり、……ない?
というなずなの本音にちょっぴり私も同意です。
と、それは置いておいて乃莉ちゃんはどうやらスランプのようです。二人はゆのたちにも相談しに行きますが、あんまり役には立てないようで……。
そんなところに祭ちゃんが帰ってきますが、あきれるほどに脳天気。乃莉ちゃんのスランプなど小さいことのように扱います。
なぜなら恩師から「スランプは上達への転換点だよ」と言われていたから。それを聞いて乃莉も思い直して、絵の上達に向けて再び絵を書き始めることができました。
しかしゆのにはちょっとしたカミングアウト。さっきの話は嘘でした……って嘘かいっ!
祭ちゃんは底が知れませんね。これは乃莉やなずなにも言えることですが、普段の様子をちょっと見てみたいです。
Aチャンネル
鬼頭先生、結婚するって本当ですか
おっと、つい現在放送中のドラマを意識した物言いになってしまいました。
いやしかし、鬼頭先生と佐藤先生も本当に仲良くなりました。いやー、びっくりびっくりです。
……るんちゃんが髪を下ろしておけば佐藤先生からしつこく迫られることもないという佐藤先生攻略法がいつの間にか考案されていたことにも驚きましたけどね。
ブレンドS
ゲーム好きの夏帆ちゃんと秋月さんはやっぱり仲がいいですね。見ていて微笑ましい……いや、楽しいです。
というか秋月さんのツンデレっぷりはもう天然物で貴重ですね。そしてひたすら小物に徹する神崎さんもある意味貴重で大切なものなのかも……?
まちカドまぞく
お父さんが登場してこなかった理由は、別に漫画特有の男の人の登場機会を減らすためだけじゃなかったようです。
そうであるならば、お父さんのいない理由をシャミ子たちに「宇宙戦艦に乗ってるから」とごまかし続けたシャミ子のお母さんは少し怪しいかも……? と思った桃はシャミ子にお母さんと対峙することを薦めます。
……薦めたんですが、シャミ子は対峙を退治と取り違えてしまって面倒くさいことに。あれですか、あなたたちはアンジャッシュですか?
その後お母さんを退治はさせまいとシャミ子は奮闘しますが、なんとかご先祖の犠牲だけで事なきを得ました。さすがご先祖。
そんな感じで今月も面白かったですが、「すわっぷすわっぷ」は休載ですね。あと「異なる次元の管理人さん」も。そして次回は「へんてこバスと飴玉くるり」が休載です。それ以外にも急に休載する作品があるかもしれませんが。
そして来月は最終回ラッシュ……というわけでもありませんが、私の読んでいた作品が2つ終わってしまいます。「平成生まれ3」と「ごきチャ」ですね。
平成生まれ3は今度こそ終わり……? 2の最後を確認してきましたが、卒業式のネタをやって、次号から何の断りもなしに再び日常へと戻っていました。……いや、でも今回は3が始まって1年しか経っていませんし、本当に終わりかもしれません。
ごきチャは最後、人間と友達になれるのか!? という引きで今月は終わってしまいました。
ちょっとした癒やし系であっただけに、少し終わるのは惜しいです。
心優しいゴキブリの視点から描かれる作品は唯一無二であり、その優しさに浸っていたいという気持ちにさせるような作品ではありましたから。
次号はそんな最終回に少し心をへこませつつ、またも表紙になるNEW GAMEなどを楽しみにしていましょうか。NEW GAMEのアニメ制作レポートですが、まちカドまぞくの伊藤いづも先生が来月描かれるそうです。なんで? とは思いますが、それも少しは楽しみにしています。