逆転裁判6、第五話感想

 第五話の感想です。

 いつも通り、最終話は大ボリュームでした。
 今回は特に二つの裁判を行うこととなり、ものすごい時間がかかりました。

 第五話の主人公はオドロキくんです。
 第三話などの情報からクライン王国とオドロキくんを結びつける要素があったので予想できましたが、第五話でのオドロキくんの立場はすごく濃密でした。
 しかし前作でも親友が殺されたというのに、オドロキくんの主人公設定は恐ろしい……。

 前半部はオドロキくんとなるほどくんが対決する! というのが目玉の民事裁判でした。
 なるほどくんはいつだかのように真宵ちゃんを人質に取られてしまっての不承不承の戦いで、いつもの逆転魂も感じられない残念さ。
 
 逆にオドロキくんは探偵パートの時点でドゥルクと一緒に宝探しに励んだりと、ひたすら困難と闘い続けていました。
 そして宝探しのラストの謎解きが意外と難しくてびっくりしました。まあ面白かったです。

 そして後半が何より大事なクラインの未来をかけた戦いです。

 オドロキくん、ナユタ検事、レイファ、ドゥルク、ガラン、アマラ。
 オドロキくんと、今作に登場してきた数々のキャラクターとが密接に絡み合い、矛盾探しというゲーム性だけでなく、心の燃えるようなストーリー展開にドキドキしました。
 特にドゥルクの秘密に関しては「そんなのってありか……」と衝撃を与えられました。
 しかし真実に向き合うオドロキくんはかっこよかったなぁ、と。

 ただ、逆になるほどくんがかませ犬っぽくなってしまったのは残念です。
 W主人公が目玉とか宣伝していたのに、ふたを開けてみれば完全にオドロキくんが真の主人公だったわけですが。
 なるほどくんの主人公は3話で終わったのです。あと、実質3でなるほどくんの物語は終わりをみせましたからね。これは仕方ないかと。

 あと、御霊の託宣は最後までわかりづらかった。
 微妙におかしいことはわかっていても、どの答えを選べば良いのか分からないという点がありましたね。
 でも、あからさまに分かるものを最終話に持ってこられても物足りないですし、これくらいで良かったものと思います。

 ……御霊の託宣は今作限定なんでしょうね。
 もうちょっと楽しみたい気がしないでもない。

 五話まで遊んで、この逆転裁判6は非常に傑作だと思いました。
 今回でオドロキくんの物語には一端の決着がつき、次回作からのストーリーはどうなるのかなぁと不安にも思うのですが、この6は歯ごたえ、ドキドキ感、爽快感のどれをとっても優れた作品でした。
 5まで遊んで、それで今作は切ろうかなと思った人にも強くおすすめします。

 次発売されるとしたら大逆転裁判2でしょうかね? 
 あれはまだまだ消化不良なので、できるだけ早く続きが遊びたいものです。


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